ウクライナ戦争シリーズ12:で、今はどうなってるの?(2023年夏)、という話

上海ガニを食べた家族が娘のお腹を測定するとアラーム



というもはや何のパワープレーを見せられているのかすら自分の知能では咀嚼することができない力強い文字列を朝から見てくらくらしているのである。


よくわからんが放射能というのは人間の知能というか、基本的な生き物としての価値をあぶり出す性質があるのだろうか。


ついに援助交際研究家(キモすぎ)の宮台真司も一生懸命イケてる風で頑張って生きてきたのだが、今回の汚染水の件で致命的なミスをかましてしまい、今まで積み上げてきたものを一夜にして失う勢いでご本人がメルトダウンしている。



「それもこれも放射能のせいである」というのがおそらく正しい表現なのだろうが、それにしてもバカとかアホとかイカとかタコとか、そういう一番他人にあかされたくない性質が簡単に暴かれ、近所どころか世界中に情報として共有されてしまうのはつくづくやっかいで生きづらい時代になったと思うのである。


だったら、最初からそんなもの(SNS)に手を出さなければいいと思うのだが、人間の悲しい性として、「輝きたい」、もしくは、「輝いている自分を見てほしくてしょうがない」という強く抑えることのできない本能が働いてしまうのだろう。それを抑制するのが理性という知的能力なのだが、近年そういったものが急激に崩れていっているのを感じることが多すぎなような気がしている。


この件に限ったことではないのだが、所詮ジャップが欧米笑の知識を導入してクールな自分を演出したところで、どうしても無理が生じるということなのである(まあそんなことはよく考えるまでもなく、ちょっと鏡で自分の姿を見ればわかることなんですが)。じゃあどうすればいいのかなんてミジンコ以下の価値しかない自分には余裕でわからないのだが、自分の絶対的な価値や社会の立ち位置を簡単に見失いやすい今日この頃なのである。いったい何を参考にして生きていけばいいのだろうか。


*ちなみに「汚染水」とか「処理水」の言葉遊びでまだ発狂してたりするのは、いったいなんなのだろうか、これはいつもの、「自衛隊」=「日本軍」、「パパ活」=「援助交際」=「売春」と同じで、全く同一のものである、何が問題なのだろうか





それはともかく、「ウクライナ大苦戦」という報道が8月に急激に増えて「ん?」と思っていたのである。



また、あまりの暑さに頭がやられたわけではないのだろうが、いわゆるロシアをサポートしているジャップ民も8月は最高に活気づいていた。YouTubeの某極右番組なんかが典型的なのだが、「前から私が言っていたように、ウクライナは敗戦に向かってまっしぐらである」という説を喜々として解説されている方(マジで何を目的としてそういう活動を行ってるんですかね???)があちらこちらに現れて、似たようなご高説をご披露されていたのである。


加えて、欧米笑のメディアやそれにぶら下がっているジャップ民にもそういう報道が増えてきたのも散見された。



*さすが元東京新聞というか所詮元東京新聞というか、その時々で強いものに乗っかって生きてきただけからこうなってしまうのはわからないでもないが、この手の人間というのは今までの人生でいったい何を学んできたのだろうか・・・


ウクライナ軍は頑張ってはいるのだが、予想以上にロシア軍の防御が固く攻めあぐねている」


これが、ここ最近のウクライナ戦争における世間のコンセンサスといってもいいくらいの雰囲気があった。


だがしかし、筆者が現地から入手している情報なんかを見ると「そうなの?」と思うことが多かったのである。少なくともいわゆる「メリトポリ攻略戦」に関しては、確かに反転攻勢がはじまった初期には地雷原を抜けるのに手間取っていたのは間違いないが、第一防衛戦を突破した最近は、なかなかの勢いでメリトポリに向けて進軍しているようにしか見えないのだ。


liveuamapの最新の地図では今こうなっているのである。


筆者はこのサイトを毎日ウォッチしていたのが、ロボティネはかなり前にとっくに陥ちていてその下のノボプロコピウカも現在は完全に陥ちているのである。というか、ノボプロコピウカどころか現況はトクマクにかなり迫っていると言ってもいいだろう。「メリトポリを奪取するのは相当大変なのだろうが、トクマクはもしかしたらなんとかなるかも」というのが現在のステータスだと思われるのだが、違うのだろうか?


また、ロシアが撒いた地雷に対するアプローチがなぜにこんなに進んだのかは、ずっと疑問に思っていたのだが、この↓解説で「日中に帯びた熱を赤外線で探知して、それを元に処理する」という方法を山下裕貴さんが解説されていて、非常に参考になった。



*渡部悦和さん&山下裕貴さんというジャップランドで一番まともなお二人(というか学術機関はともかく防研含めた他の無能さがすごいというか)による解説は貴重・・・(あとこの司会のデブの絶望的なピエロぶりはなんなのでしょうか、こんなのがフジテレビの取締役らしいのですが・・・)


また、欧米笑のニュースを一次情報としてあたってみると、「ウクライナ軍はNATO、特に、アメリカ軍の意向を尊重して、初期の反転攻勢を行っていたが、それをやめて自分なりの戦い方に切り替えたら急にうまくいきはじめた」という記事も散見される。正解はこれのような気がするのだがどうなのだろうか。


ということで、少なくとも現状は「ジャップランドにあふれている情報のほとんどはトンチンカンすぎてクソの役にも立たない」というのが書いてて泣けてくるが笑、結論なのだと思われる。そして、正解を求めるのなら、ここから1ヶ月あたりのトクマク攻防戦の結果を見て判断すればいいのではないだろうか。トクマクが陥ちればみなさんが喜々として主張されているウクライナの苦戦はウソというかデマというかだし、ロシア軍がトクマクを守り切れれば戦況はロシア有利に傾いていくということになるだろう。





また、バフムートに関しても、永らく言われていた状況である「バフムートは完全に陥ちて、ロシア軍はコンスタンチノフカまで迫ってくるであろう」は全く実現していないどころか、バフムート戦でさえ、ウクライナ軍かなりじりじりではあるが押し返している状況である。



これは、「バフムートはロシア軍が善戦してるのぉおおおお、ウクライナ軍は攻めあぐねているのぉおおおおおおおおお」ではなく、こういう戦い方をしてロシア軍の戦力、特に砲弾や燃料を削っているという戦略をとっているものだと思われる。ここが本丸ではないので、いたずらに戦力(特に人的リソース)を消耗する必要などないのだ。





つまり、自分なりにまとめると「ウクライナ軍は欧米、特にアメリカが驚くほど、自分で考えて戦い、アメリカ軍の予想以上の戦果をあげはじめている」というのが現実をみての感想なのだが、この分析は間違っているのだろうか?


ただし、(たかがジャップのくせに)親露派のみなさんが常々おっしゃっているとおり、「この戦争の継続を決めることができるのはアメリカだけである」というのは筆者も非常に賛成である。アメリカが武器の供給をストップしたら、戦争はどういう状況下であれ即座に終わるのである。ここの部分については2024年に大統領選挙があり、世論がどうなびくかもあり、アメリカの決定によりウクライナ軍が突然窮地に陥ってしまうということも十分に予想できる。


また、多くの人が心配しているとおり、もしロシアがクリミアを失うことになれば、さすがにロシアも核を使おうかなと本気で考えてしまう可能性も排除できない。まあ、実際はロシアにちょっと近すぎて使いたくても使えないというのが実情だと思うのだが、じゃあヤケクソで原発を壊してしまうというのは戦争が開始された当初から噂されていたことである。


はてさて、どうなっていくのか。11月に入るまでの2ヶ月が南部攻防戦、特にメリトポリ攻略戦で、ウクライナ側に与えられた一つのタイムリミットである。彼らは様々な状況や困難の中で本当によく戦っている。うまく流れを引き寄せてくることができるだろうか。メリトポリを奪る意味は大きく、クリミアへの通り道という意味も大きいが、ザポリージャ州のドニエプル川南岸側領域の確保/安定化にもつながり、こちらの戦果も非常に大きなものとなる。苦戦しているかどうかはよく知らないが、戦況を鑑みるに、戦争としては今、正に一つの正念場を迎えているということなのである。