百田新党(仮)とか言ってますが・・・、という話

そんなわけで、百田新党(仮)というものが立ち上がるらしく、それなりにざわざわしているのである。「現在の日本政界は、なんちゃってリベラル政党だらけだ。早急に、保守の旗を立て直し、その政策の発信源となるプラットフォームがいる」というのが立党の精神らしいのだが、参政党が華麗にスルーされているのはともかく笑笑、「保守政党?」と疑問に思ってしまうのが極めて普通の精神性を有する一般ジャップ民の真っ当な反応だと思われる。


確かに、安倍さんが撃ち殺されてから、日本の劣化ぶり、植民地ぶりは目に見えてひどくなってきたということは、ミジンコレベルの筆者でも感じているところなのだが、



それを解決するための方策が百田新党(仮)なのか?というと違うような気がするのである。


ちょっと深掘ってみよう。




・そもそも保守なのか?


まずは、ここである。保守新党と自ら謳(うた)うのであれば、当然ながら中身は保守でないといけないのである。


これを考察するに、筆者にはひっかかっているあるツイートがある。



有名なこのツイートである。


*さすがに都合が悪かったのか、ビビったんだかなんだか知らないが、現在は削除されている


これには「前後の文脈がー」という言い訳があるらしいが、そんな言い訳が通るレベルに達してないどストレートな人種差別発言である。これを独り言ではなく、全世界にSNSで発信してしまう精神性は正統保守に値するのだろうかというと、答えは自明である。


ちなみに、英語にしてみると破壊力は数百倍になる。



言葉を失うレベルである。本当のクズは間違いなく会ったこともない他人を根拠なしにクズといっているお前でしかない、という話だ。


今回のこの新党の話は、まずはここから思考をはじめたほうがいいのである。


つまり、彼らが謳っている「真の保守新党」というのはそもそも真っ赤なウソで、基本的な実態はしょぼい時代遅れの三流極右政党でしかないということである。田舎者がちょっとはしゃいでしまったというよくあるジャップランドの一風景でしかないのだ。


また、この発言は必ずこの先、掘り起こされて日本国内だけでなく、意図的に世界に広く喧伝され、欧米(笑)からは「あーら、また黄色いサルがなんか言ってるわねー笑笑」と冷笑を受け、隣国からとジャップのレガシーマスコミから、またツイッターに巣食うパヨクからもネチネチと、絶え間ない攻撃をくらうはずなのである。


ということで、スタート地点からかなり、今回の新党は大きな負債を抱えた状態で走ることになるということを人民はよく理解しておいた方がいい。また、高橋洋一さんをはじめとした賛同者も今回こそは、ごく一般的というか非常にありがちなレイシスト政党の一員として社会から、特に国際社会からみなされるということを理解しておく必要があるだろう。いつもの「私はちょっと協力しただけ~」というのは今回は通用しないということだ。


まずは、思考のベースになる大切な部分を共有できたので先に進もう。




高橋洋一先生を使っているが・・・


YouTubeの関連番組を見ていると経済政策は高橋洋一さんが全面的に協力するということになっているらしいので、そこは非常にしっかりした提言(実際何をどうすればいいのか)が有権者に示されるはずである。


高橋洋一さんといえば、経済政策に関してはただ一人自分の言葉で自説の正当性を理路整然と説明でき、なんの役にも立っていない他の無能学者との違いをかれこれ20年近く見せ続け、無双してきた方である。


そんな話は↓にて過去に述べたことがある。



確かに、「失われた30年」の元凶は財務省(旧大蔵省)であるからして、ここをどうにかすれば世の中の景色はそれなりにガラリと変わるはずである。


だがしかし、筆者が疑問に思うのは、このド素人の極右政党が「じゃあどうやって財務省をコントロールするのか」という部分の解決策というか手法を持っているのか?という部分である。高橋さんには、「経済の何をどうすればよいのか」というアイデアはあるだろうが、目の敵にしている敵対組織をいかにコントロールするかの手法は持ち合わせてないだろう(少なくとも筆者は高橋先生がこの部分について具体的な手法を語ったのを見たことがない)。


ということは、結果として、高橋さんを連れてきたとして、「みんな!高橋さんを連れてきたよ!すごいでしょ!」とオラついただけで終わってしまうような気がしてならないのである。高橋さん的にはいつもの通り、自説を主張するだけが自分の役割であろうから、そこからどうするかはこの新党の役目である。高橋さんが考えた政策を実際に社会に実装するために「財務省をいかに懐柔するかという手法」を、人民に提示できるか。そこがポイントなのである。


まあ、もちろんそんな手法を提示できる能力があるわけがないとわかっていて書いているのだが、ここらへん周りに関しては注目してウォッチしていきたいのである。


ちなみに、高橋さんが仲良くしている政党は、

自民党(そもそも安倍さん、菅さんの政策ブレーンだったわけで)
日本維新の会(顧問だったはず)
国民新党(玉木と仲良し)
れいわ新選組(研究会に呼ばれて話した)

とかなり広角である笑。


百田新党(仮)には、ぜひ先生にスタコラと逃げられないように頑張ってもらいたい。


ちなみに、高橋さんに手伝ってもらえるだけでも、確かにかなりマシなのである。例えば、ネット保守の心の拠り所となっている高市早苗さん(一政治家としての筆者の評価は限りなく低いです)の経済ブレーンは藤井聡三橋貴明であるからして、そんなのと比較してしまうと雲泥の差がある。


YouTubeで配信している番組を見る限り、平井宏治さんもブレーンとして関わってくれるっぽいので、ここらへんの人選にも引き続き注目したい。


自民党世襲のクルクルパーばっかりなのは、もう既にバレていて、それが一番保守層を呆れさせているところである。どれだけいいブレーンをかき集められるのか、どれだけ今まで隠れていた実力のあるよい人材を引っ張ってこれるのかが、大きなポイントである(まあ、そのためにはもうちょっとカリスマな人格者を党首として担ぎ上げる必要があるわけで=私見ではこの新党は厳しい、ということになるわけですが・・・)。




・最大のポイントに一点集中できるか


さて、最後に一番の核心な部分に触れたいのである。経済政策もどんな政策であろうとも、保守的政策を貫くのであれば、今の日本にとって一番必要なのは「スパイ防止法の制定」である。誰がなんと言おうと、まずはこれをなんとかしないとそもそも国家の体をなさないのである。


*まあ、自浄作用のないジャップに運用させると、戦前の特高警察のようになってしまう可能性も大アリなわけで、微妙な話ではあるのですが・・・、でも何もないのはマズいわけで・・・


地政学的には、日本は世界で最もアグレッシブな4カ国に接しており、そこからの工作を日々受けまくっているわけで、実際にそれが非常に効いており、我々人民の生活にも大きく影響を及ぼしているのである(例えば、その一つの結果として、世の中の女性の多くは、原爆投下を心の底から喜んでいるタレントに熱狂したりしている)。


だから上述した経済政策だろうがなんだろうが、日本に少しでもプラスになる政策や、政策どころかちょっとしたアクションでさえも、しっかりとメディアやSNSを使って敵国は潰してくるに違いないのである。その牽制になるスパイ防止法は日本が自立した国家になるために絶対に必要な仕組みなのである。


百田新党(仮)はまずここの一点突破を目指して、NHK党のようにシングルイシューの政党として出発するべきであるのだが、それを進言できるブレーンが周りにいるか(まあ、もちろんいないでしょうが・・・)。あきらめつつ注目しているのである。繰り返すが、保守を謳うのなら命をかけて行動をおこすべき一番のポイントはここである。





ということで、百田新党(仮)というのは、残念ながらド素人が手弁当で何かをしようという草の根運動レベルの話でしかなく、大きなムーブメントになるのはなかなかに難しいと思われる。多くの老人はテレビを見て、それに左右されるわけだから、自民党かマスコミの庇護を受けている立憲に投票するわけで、維新の存在もあり、百田新党(仮)は比例ではそこそこの議席を獲得できるだろうが、だとしたら、参政党のパイを食うレベルの躍進程度が今のところ考えられる最大の勢い(政治用語だとモメンタムですか)になると思われる。


筆者としては少なくとも、得意なYouTubeを使って、国内外にきちんとした保守的な思想や政策の発信をメインの活動の一つとして行ってほしいと思っている。例えば、今回の福島第一原発の汚染水の件については、政府や自民党はマスコミの報道を野放しにしているだけで、きちんとした情報発信を何もできなかった。少なくとも、YouTubeに真実をちゃんと説明した番組をあげて、ちゃんと英語版も作ったりして国内外の理解を得るべきだったと思う。百田新党(仮)はここの機能をジャックする形で政府に変わって国内外への情報発信を活動の一つとして担ってもいいだろう。国民の信頼を積み重ねるのには非常に適切なやり方だと思う。このように既存の政党が全くできていない、かつ、どうしても今やらなければならないことは、いっぱいあるのである。


さてさて、うまく人民をたらしこんで、大きな波を作り出せるか、それとも、今までの数ある政党が辿ってきたようにかなり早い段階で内ゲバがはじまり自壊し結局自民党へと収束していくのか。お手並み拝見なのである。


*2023年09月11日追記:

読者さんに教えて頂いたのですが(ありがとうございます!)、氏はこういう発言もしているらしく・・・。

目のつけどころがただの弱い者いじめなんですよね。他に手をつけなければならない問題はいくらでもあるのに、こういうところに真っ先に目がいってしまう人間というのはある一定数存在します。こんな人間に政治をやる資格はないと思います。

まあ、なので本文でも言及しましたが、どれだけ質のいい賛同者やブレーンを集めて、正しい方向に進むように頑張ることができるか、というところなのですが、差別主義者になびくやつにまともな人間なんかもちろんいないわけで。

そう考えるとかなり厳しいですよね・・・。

*2023年09月12日追記:

党名が「日本保守党」に決まったらしいのですが笑笑。何がどう保守なんでしょうか?

強きになびき、弱きを踏みつける人間は保守でもなんでもなく、ただのタワケです。

勢いがあるここから数ヶ月の間だけ、我先にとしっぽをふり強いものになびきまくるやつらをしっかり覚えておきましょう。そして、ちょっと勢いが落ちてきた時にすかさず他人のフリをしはじめるやつらをしっかり覚えておきましょう。

本編に書いたように、スパイ防止法成立のためのシングルイシュー党として出発できればいいのですが。できないということであれば、こいつらもよくいる保守の皮を被ったただの銭ゲバだと判断して間違いないと思います。

*2023年09月17日追記:

「日本保守党のXのフォロワー数が自民党を超えた~」と大騒ぎしているようですが、当事者たちがなぜにあんなにはしゃいでいるのかというと、フォロワー数がそのままお金(Xの収益をもらう、これが思ったよりデカい)になるからに他なりません。

一緒になってはしゃぐ悲しい人民の多いことよ・・・、と思ってしまうのは自分だけなのでしょうか。

また、ライバル笑笑の参政党については、過去に↓のような記事を書いたのですが、

その後、案の定内ゲバが起こって、どうやら松田さんが粛清されたようです。

日本保守党も間違いなく似たようなことが起こるでしょう。

それにしても、まともな保守政党が一つでもあってくれるといいのですが・・・。とりえあずの流れとしては、自民党がダメ→自称保守政党たちはもっとダメ、ということで維新が躍進しそうですね・・・。残念ですが、そこらへんが現実かと思われます。

*2023年09月18日追記:

勢いが強い時はこういう人がそこらじゅうから湧いてきます。

「定数465で360議席獲得可能」って・・・。すごいですね・・・。

天皇からマッカーサーにあっさりと乗り換えたように、日本人というのは所詮こんなものなんですが、それにしても360議席獲得可能って・・・。

*2023年09月30日追記:

日本保守党が綱領を発表しましたが、予想どおり全然ダメですね。「政治家の給料を見直す」ですって笑。基本こういうことに頭がいってしまうのでしょう。さもしいジャップのセコさが出てしまっています。憲法改正スパイ防止法を元にしないと今までと同じく何も起こらないままです。政治家の給料を見直すより、帰化議員についての制限をかけるほうがよっぽど先です。

日本保守党はそのスタートから終わっているのです。それに気づかないオッサン連中も等しく終わっています。

*2023年10月20日追記:

なんか、結党だかなんだかしたみたいですが、さすがに集まった人間のタマが悪すぎます。こんな人間しか集められなかったというのが党の実力をよく表しています。本文にも書きましたが、これではコアとなる政策などを据えることさえできず、サラリーマンあがりの老人に崇拝されるだけで終わってしまうでしょう。多くの保守票がこんな政党に流れることがどれだけマイナスかというのは後から思い知らされるのでしょうが、それにしても、今の時点でどうしようもなさしか漂ってないというは厳しすぎると思います(まだ維新の方がマシに見えるのが恐ろしいですよね・・・)。