「コカイン」という意味

記事を書くのは面倒くさい。しかし、いわゆるメディアは排気ガスとしての価値しかないので、書かざるを得ないのである。また、三流インテリが徒党を組んで世論を形成しようと頑張るのもいつもの光景である(最近はTwitterに軸足ありますね)。できればこれらのゴミを見ないで済むニュースサイトがあるとありがたいのだが・・・。日々お世話になっていた2nn.jpもいつの間にか運営者が変更され韓流フィーチャリングニュースサイトになってしまい*1、自分は良質なニュース情報源を失ってしまっている最中である。


ということで、ナウでクールな人の言い分は今のところこんな感じである。

  1. ドラッグで捕まろうと作品に罪はない
  2. 欧米ではそういうことは起こらない
  3. よって日本という国はクソである
  4. それもこれもアベのせいだ*2


以上がギャグではなくて本気で語られていることに狂気を感じざるを得ないし、某先鋒となっているミュージシャンの方には昔から薬物疑惑がささやかれているとか、色々あったりするのだが、とにかく芯を食った方が未来の良い子のためにもなるだろう。


今回使用が確認されたドラッグはコカインなのである。コカインは日本では極めてレアなドラッグで筆者は日本で経験者に直接会ったことはない。ほとんどが、大麻覚せい剤である。厚生労働省のページによると、平成29年の検挙者数は、覚醒剤10,284人、大麻3,218人に対してコカインは185人と極めて少ない。ちなみに、大麻は欧米(笑)で合法化されナウでクールなので検挙者数は絶賛増加中である*3


また、コカインは覚醒剤と違って化学合成で製造できる薬物*4ではない。コカの葉が原料として必要であり、そのほとんどがコロンビア産であるとされている*5。故に日本での薬価は高く、鼻から吸引するという欧米みたいでかっこいい(笑)イメージも相まって、セレブに人気のドラッグと言われている。


つまり、日本でコカインを入手するにはかなり特殊なルートが必要になるのだ。覚せい剤と違って、全国に卸元がいて繁華街に行けば買えるという状態ではない。これはイコール反社との繋がりがなんらかの形で(間接的であっても)ないと入手できないということである。今回の自称ミュージシャン兼俳優は、反社から薬物を購入していたのだ。これは明確に反社への利益供与に値する。


だから、日本では反社への利益供与が認められた人物やその人物の作品はコンプライアンス的に企業が扱うことは不可能なのである。それだけの話でしかない。なので、欧米がどうのこうのと話を持ち出しても相当論点がずれているということになってしまう。


もう一つ、世間の論点で奇妙なことに隠されているのは、相方の存在である。相方については何らかの力が働いて守られている、という状態といっていいだろう。少なくともメディアは彼を守っている。容疑者の供述では20代から使用していたということであるから、30年以上の付き合いかつ親友と公言していた相方が何も知らなかったというのはかなり苦しい。ASKAの時は相方が会見を開いていたと記憶している。今の状態は極めて奇妙だというのは今起こっていることを冷静に分析する場合、注目すべき点だと思う。




関係ないが、筆者は30年以上テクノというジャンルの音楽を聴いていて、日本のテクノ好きはほぼ100%このグループを愛しているはずである。少なくとも、嫌いといった人間に会ったことはない。そして、自分はこの人たちがずっと大嫌いだった。やっている音楽も*6、本人たちのアティテュードも、そして、コアなファンの人間的なクズさも全部大嫌いだった。素直にかっこいいと思った曲も今まで一曲もなかった。テクノにはデリックメイなんかのデトロイト勢やエイフェックスツインのようなバケモノがゴロゴロしていたので、単純にこれらのミュージシャンに比類できる曲がなかったのが自分が好きではなかった理由で、なぜみんながこんなに夢中になるのかが当時も今も全く理解できないままであったりする(それくらい、欧米(笑)から発信された、革新的かつ匿名性の高い音楽は自分にとっては人生を変えるくらいクールだったというのもある)。何を好きになろうと人の自由だが、自分はその日本のテクノ村の外側からこの不思議な現象を30年以上唖然としてみていた。


今回の件については、その長年の思いとは全く何の関連もないが、普通の人が才能のあるふりをしたり、過激なふりをしたりして生きていくのはきっと大変なのだろうなーと思ったりもした。もしくは、絶対捕まらないという確信が本人にあったのではないか、とも思う。現に相方に対するプロテクトされまくりぶりを見ると、おそらくそういうことだったという可能性が高い。今回、なぜこの最悪といったタイミングで麻取が捕まえにいったのはかなりナゾである。噂になっている芸能人というのは噂になればなるほど捕まらないというのが、世の中の仕組みだと多くの日本人は思っているだろう。だから、今回の逮捕というのは周囲にかけた迷惑の異常な大きさを鑑みると極めてナゾである。

*1:これは敵ながらあっぱれと思いました

*2:すみません作りました

*3:だまされるのは簡単だよね・・・

*4:これについてはブレイキングバッドというドラマがあったりします

*5:YoutubeメディアのVICEではコカインの製造や流通についての秀逸なドキュメンタリーが何本も公開されている

*6:ジャンルで音楽を語るのは一番避けたいことだけど、この人たちは枠組みとしては芸能界&歌謡曲の人たちだよね

Xiaomi mi pad 4 購入記1:買いました&届きました編

なんだかんだで、Xiaomi mi pad 4を買ってしまった。Joybuyの春節セールで$199だったからだ。このスペックで2万2千円強は安すぎる。いいタイミングで買えたと思う。

ただし、正解はどうもAliExpressにあるXiaomiの公式ストアで買うということのようだ。ShippingをDHLにして+純正ケースで$244.15である。こっちの方がよかった。

気になるJoybuyの発送だが、今回は2月4日に注文して、2月25日に届いた。恐怖のオランダ経由になってしまったが、それでも早く届いた方だろうか。春節の影響は全くなかった。

ただ、Joybuyで買う時は、買った瞬間にChatでEMSで送るように頼み込んで、オランダに島流しされるのを阻止した方がいいだろう。前回のOnePlus 6の時はJoybuy側がしっかり忖度してくれた。




とりあえず、届いて第一にやるべきことはアンロックの申請だろう。XiaomiのデバイスはデフォルトではMI UIという独特なインターフェースを持っているAndroid OSの改造版がインストールされている。使う側としてはわざわざ独自の操作性を会得する必要性は皆無だし*1、基本言語が中国語のOSを使うのもしんどい(言語で英語を選択してもいまいち完全に英語化されない)ので、多くのユーザーはカスタムROMを入れて楽しんでいるようだ。


理由は不明だが、XiaomiのデバイスはXiaomiに申請しなければアンロックできない。ということで、作っておいたXiaomiのアカウント(mi account)を使用して巷に出回っている方法でアンロックしようとしたのだが、どうにもPCがmi pad 4を認識してくれない。いきなりどハマりポイントがあるとは思っていなかった。これに関しては、どうもmi pad 4がUSB3.0に対応していないのが原因らしく、USB2.0のポートを持っているPCに接続したらあっさり認識され、アンロックツールも動作した。原因の究明はしなかったので、はっきりとしたところはわからないが、USB3.0しかポートがないノートPCの場合は、USB2.0のUSBハブなんかをかませて認識させているユーザーがいるようだ。なかなか難易度の高いどハマりポイントだった。

そんなひどい目にあいつつ、やっとのことでアンロックを申請した。自分の場合は360時間の監獄行きだった。


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以前は複数のアカウントを使って監獄行きをバイパスする方法があったらしいが、これはXiaomiによって塞がれてしまったらしい。現状は待つしかないようだ。




ということで、アンロックされるまで適当にいじってみることに。


まず、戻りボタンがSamsungのように右側にある。これは最高にうっとおしいのだが*2、設定で直せる。

Settings → Full screen display → Mirror buttons

のトグルをoffにすればよい。


あと、デベロッパーモードもONしてみたりした。

Settings → My device → All specs
のMIUI versionを叩く

これでデベロッパーになれる。


キーボードの追加は、

Settings → SYSTEM&DEVICE → Additional settings → Languages & input

で、できそうだったが、どうもGoogle Playを入れて、Google系のキーボードを自分で入れないといけないらしい。

そういう類の件は、カスタムROMを焼いてからと思っていたので、とりあえずこの状態でしばらく使ってみようと思う。



ちなみに、Joybuyから直で買った場合も、最初から保護フィルムが貼ってあった(ホコリが入ってたけど)。こういう細かい気づかいは毎度のことながらとても嬉しい。

*1:特に歳とるとね・・・

*2:どう考えてもこの位置をデフォルトにするのは無意味でしょう

OnePlus 6 購入記7:その後のその後編

OnePlus 6を購入して早くも1ヶ月以上が経った。相も変わらず極めて快適に使っている。
月イチ定例のOxygenOSのアップグレード*1があり、問題も出ているみたいなのでその後のその後として記事を書いてみる。

OxygenOS 9.0.4

月例のOxygenOS 9.0.4がリリースされた。自分の端末には日本時間の2月16日に降ってきた。

主な変更点は、

・アンドロイドセキュリティパッチ2019年1月分の適用
・その他一般的なバグの修正ととシステムの改善
Google Duoのより進んだインテグレーション

あたりとのこと。Google DuoというのはGoogle製のビデオアプリらしいが、まあ自分が使うことはないだろう。


どうも、OnePlusの公式フォーラムを覗いてみると、この9.0.4は(1)バッテリードレインと(2)本体が熱くなってしまうという2つの問題が出ているらしい。
バッテリードレインはいつものバージョンアップ直後の最適化の影響のような気もするが、とりあえずOnePlusの公式な見解を待ってみようと思っている。
公式フォーラムのスレッドは世界中のユーザーの文句でめちゃくちゃ盛り上がっている(笑)。みんな愛してるからこそ騒ぐ時もうるさい感じ。

Skype for Business問題

これは、OxygenOSの問題かと思っていたら違っていた。自分の設定が悪いだけだった。

バッテリーの設定のところで、Skype for Businessの最適化をオフればよい。

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これで散々悩んでいた問題が出なくなった*2

なので、自分の環境では不満や問題がついにゼロになった。OnePlus 6はマジ神スマホっす。

*1:こんなのやってくれるメーカーなかったのですごく新鮮

*2:たまにアプリが落ちることがあるけど、Skype for Businessの再接続機能で速攻で復帰してくれる

2019年初頭の半島事情

しつこいが相変わらずマスコミは芯を食った報道ができていない。さすが便所の落書き以下である。存在価値がないどころか、いるとデメリットだけが生産され続けるというポジションで人生の貴重な時間を費やしていくのはどういう気持なのだろうか。とにかくあらゆる意味で救いようがない。もはやただの排気ガスでしかない。


ただ、今回はまだマシだと思われる右系の方たち*1も大きく方向を見誤っている。よって、日本全体が危険な状態に陥っている。


朝鮮半島は2つの国が統合に向かって共に歩んでいるのだ。今、その動きは加速している。日本は統合前提で物事を考えた方が身のためだ。


現在の韓国ムンジェイン政権は北朝鮮による傀儡政権である。彼はとにかく、(1)米軍を追い出し、(2)統一国家を成立させようとしている。これが実現すると、韓国の人口が5千万人ちょっと、北朝鮮の人口が2千5百万人ちょっとなので、人口7千5百万人の新国家が突然現れることになる。また、この国家は核兵器を保持している。


ちょうど世界経済的にGAFAの勢いが頭打ちで他に材料も出尽くしている感がある中で*2、日本以外の先進国はこの動きを紆余曲折あるポーズをとりつつ*3、最終的には大歓迎するだろう。インフラ含め、元北朝鮮エリアへの投資はかなり金額の大きい投資になるだろうし、成長率も最初の5年くらいは二桁成長は固い。


問題はこの新しい国がどこの国の下に入るかということだ。アメリカなのか中国なのか。地政学的には接している中国が有利だ。中国元中心でドルに頼らなくていい経済圏を広げていきたい中国の意向と、朝鮮半島統一を願う韓国&北朝鮮2カ国の利害は一致している。その場合、彼らの矛先はアメリカではなく(強すぎるので)とりあえず日本に向いてくることは間違いない。あらゆる手段を使って今以上に日本を弱体化させ、富を収奪することに全力を傾けてくるはずだ。


徴用工やレーダー照射等々の現在の日韓間の問題はこのベクトル上で考えると、極めて理にかなって自然である。彼らは別に気が狂っているわけではないのだ。統一後にはもっと強気に出ることができることをしっかりと見越した上で、彼らは行動している。だから、無意味に体力を消耗するだけなので、日本人がこれらの問題に過剰に反応して怒り狂うのは愚の骨頂である。韓国は経済状況が悪いし、日本だけを見て育ってきたサムスン現代自動車は、今後XiaomiやBYDと競争して勝てる可能性はまずない。一刻も早い統一により、国家というシステムのリセットで種々の問題までリセットしたいのだ。


冷戦下でアメリカとソ連に引き裂かれた半島の2つの国が、今、同じ民族として主権を取り戻すためにあらゆる手を使って動いている。それは、原爆バンドにからかわれているのにそれを擁護して夢中になっている我が国の知能の低さとはあまりに対照的だ。この動きを見誤ってはいけない。日本以外は統一に対してのデメリットが皆無である。だから、統一が各国のポジティブな空気を受けて達成される可能性は現状極めて高い。

*1:まあ、ピンとくる人はほとんどいませんが

*2:昔なら適当に中東あたりで戦争起こしてたんでしょうが

*3:ポーズだけで最初から超ルンルンなのは間違いない

さよなら、三井住友銀行

先日、長年使っていた三井住友銀行にさよならした。気持ちの上でさよならしただけで、解約した訳ではない。ただもう使うのを止めようと思っている。メインバンクは新生銀行にする。


思えば社会人になってから20年以上メインバンクを三井住友にしていた。定期預金にも毎月3万円ずつ積み立ててきた。その間、この銀行を使ってよかったと思ったことなど一つもなかった。


さすがにもう止めようと思ったのは、例の「オンラインバンキングが日曜深夜から月曜早朝まで(日曜日21:00~翌月曜日7:00まで)使えなくなる」というファックを超えた鬼クソ仕様がいつまでたっても直らないことだったのだが*1、それ以外にももうたくさんだと思うことがいっぱい積み重なっていた。


得意のATM手数料は複数回の仕様変更の末、現在は自分のステータスでは「月3回まで無料」になっている。自分の預けた金を引き出すのに手数料が取られるのは意味不明とかそういうレベルの不思議さではない。自明な詐欺だと思う*2


定期預金の利率も壮絶だった。一番いい時期の利率が0.025%だったのでそれで月3万円x20年で計算しても、ついた利息は20年で税引き後は1万5千円以下である。実際は途中で利息が0.01%になっているのでもっと低い。これを定期預金と言ってお客様に提供していいのだろうか?もちろん20年の間にドル預金やMMFを勧められたことは一度もなかった。


当たり前だが使っていたのは自分なので、一番悪いのは自分だ。ここをメインバンクに使っていた理由は頭が悪いがこの銀行がメガバンクということで信頼がおけると判断したからである。ただ、こう振り返ってみるとただのダマシにひっかかっていただけだった。


だからもうたくさんだと思った。不安定側にどんどん傾いていく世の中の情勢や老後のことを考えると、もうちょっと頭を使って自分のお金を管理した方がいい。運良く日本人なので強い円という通貨をフルに活用できる環境を持っている。円高の局面でドルを買って、円安の時に売ればそれだけでも今までの積立よりもマシな運用と言える*3。本当に今まで何をやっていたのか・・・。


そんなわけで、地元の支店に諸々の手続きのため行ってきた。久々の支店は改装されて、貧乏っぽさが増していた。無能そうなオッサンが番号札を発行する機械の前でうろうろしているのも、個別窓口の女性行員がなんとなく見た目的にいい感じなのも、相変わらずだった。でも、さすがにそんなのにだまされる段階は超えている。毎週止まるオンラインバンキングも上から目線のATM手数料もクソみたいな利息も貧乏っぽさが増した支店の雰囲気も、自分に早く出ていってくれと言っているように感じた。


諸々の手続きを済ませて、最後にちょっとまとまったお金を新生銀行に持っていきたくてキャッシュで用意してもらうようにお願いした。そこから40分待たされた。40分経って、自分の住んでいるエリア担当だという女性が出てきて、資産運用について説明しだした。もう遅いんだよ、お姉さん。僕はあなたと話したいと一言もお願いしてないんだ。ただ、お金を下ろして新生銀行に行きたかっただけなんだよ。そして、この女性は眼の前の客が40分待たされたことを知らないようだった。最後の最後にこの銀行の中が今どうなっているのかをわからせてくれるようなことが起こってよかった。自分の判断は間違っていなかったと確信できたから。


さよなら、三井住友銀行。本当なら今までありがとうと言いたいんだけど、とてもそんな気にはなれなかった。男と女の別れ際じゃないけど、どうせ別れるならあなたの方からきれいにあきらめさせてくれるように促してほしかった。さよなら。

*1:なぜか、日曜深夜にいつもふと残高を確認したくなるのはなぜなのだろうか?

*2:筆者はいわゆる欧米に複数の銀行口座を有したことがあるが、現金を引き出すだけで手数料が取られるという銀行はどの国にも存在しなかった

*3:まあ、もうちょっと賢い運用があるけど

1Password4 on Chrome72

鬼愛用している1Password4ちゃんが、昨日リリースされたChrome72で動かなくなって焦った。


もちろん、1Password7が出ているのは知っている。そして、アップグレードもしたいと思っているのだけど、サブスクリプションが月額タイプしかないのよね・・・。
たかがパスワードの管理用に月額でお布施を払うのにはちょっと抵抗があったりする*1


なんで、AgileBitsのフォーラムを見てみたら中の人が「Verify web browser code signaturesを無効にすればいちおう動くよ」と書いてくれていた。
AgileBitsの中の人はめちゃくちゃ活発かつフレンドリーにユーザーのQ&Aに答えてくれている。いい会社だ。


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で、Chrome72のオプションと数時間格闘したのだが、どうしてもその設定ができる箇所が見つからない。
悩んだあげく、1Password4の方の設定を見たらあっさりその項目があり、チェックを外して解決。


どこかで、1Password7に変えなくちゃならないのはわかっているけど、これでしばらくやりすごしてセールでライセンスが安くなったりするタイミングで買い替えようかな・・・。
なくなったら生きていけないアプリの筆頭だよね・・・。

*1:値段分の価値はあるんだけどさ・・・

Behringer RD-808

1年位前から、ちょびちょびと情報が出ていたRoland TR-808のクローンBehringer RD-808がついに2019年のNAMM Showで正式に発表されましたか・・・。

値段は驚異の299ドル。33,000円くらいだ。TR-808の中古相場が25万円~ということを考えると、本当に神様が与えしギアって感じだ。個人の制作環境に与える影響は大きい。2台買う人もそこそこいるだろう。


しかし、こんなこと言ってもしょうがないけど、Rolandは今日までいったい何をやっていたのか・・・。TR-8、TR-8Sとなんかわけのわからない製品で正にお茶を濁していたのは皆さんのよく知るところで、誰もこんな製品を求めている人はいなかった*1*2


TR-8/TR-8Sの特に何の罪が重かったかというと、プロのミュージシャンがライブで使い始めてしまったことだった。操作体系はTR-808のままだが、中身はACBという独自の仕組みがあったとしても、所詮PCMなので、そこから出てくるデジタルな音はとても現場で使えるクオリティではなく、ボリュームを上げれば上げるほど耳をつんざくノイズと化すのであった*3*4


筆者は昨年、ロンドンのカムデンでDJ Pierreのライブを見たのだが、その音質のひどさはとにかくとてつもなかった。そりゃ、TT-303とAcidlab Miamiは確かにTR-8/TR-8Sよりも手に入りづらいけどさ・・・。使う方も悪いけど、オリジナルメーカーがこれ売っちゃダメだろーよ・・・。と、マジでいったい何をどうしたいというビジョンが全く見えないのが最近のRolandである*5


ちなみに、Roland梯郁太郎という一人のマッドエンジニアが創設して人々の生活を変える製品を世の中に出しまくったという点で、アップルやソニーに極めて性質が似ている会社である*6。よく、「TR-808TR-909が発売されていなかったら、テクノやハウスはどうなっていただろう?」と言われることが多いのだが、そんなものは存在しない。TR-808TR-909がテクノやハウスそのものだからである。世界中のダンスフロアでかかっている4つ打ちのビートはほとんど全てがこの2つのドラムマシンから派生した音で作られ*7、その圧倒的なクラシックぶりによって30年以上もダンスミュージックというジャンルの進化を止め続けているのである*8


RD-808の発売は3月を予定しているが、続けてSH-101とTR-909のクローンも安価で発売予定だ。SH-101のクローンはYoutubeにプロトタイプのデモが結構上がっているが、なかなかすごい音を出している。楽器という意味ではこの3つがあればそれなりの曲が作れちゃうので、アマチュア作曲家もいよいよ言い訳ができない状況に・・・。でも、天国以上の状況だよね。Behringerと結婚したいくらいだよ。


Behringerは、去年出したMinimoogの完全クローン「Model D」で皆の度肝を抜いた。


過去のどのクローンよりも音がクリソツで価格は数分の1だったからだ。彼らは本当に革命的なことをやっている。きっと音楽が心底好きなんだろうな。


ちなみに全製品がアメリカのAmazon.comから送料千円ちょっとで買えます。保証とかどうでもいい人はAmazon.comからお安く買うというのも一つのルートです。


さて、我らがRolandがどうしたらいいかというと、これはJupiter-6かJupiter-8を出すしかないのであるが、そんなことできたらとっくにやっているだろうからありえない話なんだよね。だから、これもどこかのいかれたクローンメーカーが出してくれるのを待つのがいいのかな・・・。


日本製のアナログシンセは値段の割に海外製の高いシンセよりも壊れにくくチューニングも安定していて、ミュージシャンから極めて評価が高かった。現在のビンテージアナログシンセ市場の値段の高騰もこの評価、特に海外からの評価の高さ故である。それと比較して現在の3大メーカーの惨状はひどいというかなんというか・・・*9。悲しいオチになってしまうが、ここでも「ものづくり日本」の落日を感じざるを得ないのである・・・。

*1:これで本当に必要十分ならTR-808の値段が下がってるはずでしょ?

*2:まあ、Rolandがリイシューしてたらこんなに安くは出来なかっただろうけど・・・

*3:いわゆる24/96とかのPCMは音全然良くないっすよ、聴けばすぐわかるのになぜみんな買う?

*4:DSDSACD)こそが真のハイレゾで自分の耳ではレコードと区別がつかない

*5:せめて、クローンとおもちゃとどっちも出せばよかったのに

*6:まあ、スティーブ・ジョブズはエンジニアではありませんが

*7:なので、TR-707とTR-727をうまく使いこなしたデトロイト勢の凄さもなおさら実感できますね

*8:というか最近のトラップとかそこらへんの音はむしろ依存度を深めまくっている(その救いのなさも時代を映しているよねー)

*9:某K社様のOdysseyまでBehringerに安価でクローンされるらしいっす