ということで、8インチタブレット命おじさんの一人として、パワー不足でバッテリーもヘタってきたMi Pad 4から何度も浮気しようと思いつつも、次から次へと出てくる8インチの新機種はMi Pad 4よりもスペックがへっぽこだったりして、巷で主流の11インチあたりは8インチと比べちゃうとやっぱりデカすぎたりして(旅のお供としてはデカすぎなのよね・・・)、泣きぬれて蟹とたわむる日々を送ってきたのである。
というか、そもそもAndroidのタブレットというのは、かなり長い間、Samsungしかまともなタブレットを継続的に市場に提供しておらず(Sonyはほんとにバカだよね・・・、ズルトラなんて神機もあったわけで)、「もしかしたらiPadしか選択肢なかったりする?」という状態が続いていたのである。Googleあたりはやっとその終わってるぶりに気づいて、今頃ではあるがタブレットを再度販売するようである。
↑Googleがタブレット用のエンジニアを絶賛募集しているという記事
また、Android 12Lというタブレット用に特化したバージョンも用意したりして、やる気マンマンなのはいいのだが、いくらなんでも遅すぎるわな・・・。残念ながらAppleほど有能な人間がトップにいなかったということか(個人的にはとにかく今からでもいいから、GoogleとSonyがちゃんとコラボしてXperiaのPlay Store版をスマホでもタブレットでも、Androidのフラッグシップとして出すべきだと思う)。
そんな感じで、みんな何か出すんだろうけど、だいたい11インチ~12インチで似たようなスペックで出してくるだけで、どれも魅力的なスペックでもなく、使う側としたら期待した分だけ「またこんなのかー」と絶望が広がるだけの状態がずっと続きそうだったのである。上記したGoogleもそうだが、Mi Pad 4の後継機種Xiaomi Pad 5もRealme Padも、みんな期待したけど「なんだかなー」という出来だったのである。安いだけ、ただそれだけ、というか。中華ガジェットをわちゃわちゃといじる楽しさみたいのがないのである。
と、夜な夜な酒場で悲嘆に暮れる日々を過ごしていたのだが、ついにまともなスペック、かつ、なんと8.8インチ(8.8といっても昔より狭額だから昔の8インチとほとんどサイズは変わらないはずである)のタブレットが出てくるらしいのである。ただし、Wifi限定ではあるが。まだ、メーカーからは詳しいスペックは明かされていないがティーザーは出ているので、ちょっと中身をチェックしてみよう。
ということで、そのタブレットはLenovoの「Legion Y700」という機種名になるらしい。ティーザーはbilibiliで公開されたものがYouTubeにいっぱい転載されている。
なので出るのは間違いない。
予想されているスペックは以下な感じである。
スペック比較表
Xiaomi Mi Pad 4 | Xiaomi Pad 5 Pro | Lenovo Legion Y700 | |
---|---|---|---|
発売日 | 2018年7月 | 2021年8月 | 2022年?月 |
CPU | Snapdragon 660 | Snapdragon 870 | Snapdragon 870 |
メモリ | 3GB/4GB | 6GB/8GB | 8GB/12GB |
内蔵ストレージ | 16/32GB | 128GB/256GB | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 8インチ IPS液晶 16:9 | 11インチ IPS液晶 16:10 | 8.8インチ IPS液晶 |
解像度 | 1920×1200 | 2560×1600 | 2560×1600 |
ppi | 283 | 274 | ? |
メインカメラ画素数 | 1,300万画素 | 5,000万画素 | 1,300万画素 |
F値 | F2.2 | F2.0 | ? |
バッテリー容量 | 6,000mAh | 8,600mAh | 6,550mAh |
サイズ | 200.2x120.3x7.9 | 254.7x166.3x6.9 | 207.1x128.1x7.9 |
重量 | 342.5g | 515g | 375g |
Antutu | 150844 | ? | ? |
LTEモデルの有無 | O | O | X |
Band19対応 | X | O | X |
SDカードスロットの有無 | O | X | O(最大1TB) |
ヘッドフォン端子 | O | X | O |
参考価格 | $199(自分が買った値段) | $435/$489あたり | 8GB/128GBが2,199元(350ドルくらい)、12GB/256GBが2,499元(400ドルくらい) |
*2022年02月07日追記:
ポチポチと明らかになった情報を随時追加予定。ヘッドフォン端子はあるらしいので、これは自分のニーズ(飛行機の中で映画見たいだけ)に合っています。これは買いですね。
*2022年02月10日追記:
Gizmochinaの記事が出たので追加。バッテリー容量は6,550mAhのようだ。
*2022年02月27日追記:
フルスペックがリークされたので追記。公式発表が明日28日で後は値段がいくらになるかだが、5万円台くらいで出てくれないだろうか。予想は8万円前後らしいが・・・。
*2022年02月28日追記:
やっと公式発表されたので更新。なんと値段は8GB/128GBが2,199元(350ドルくらい)、12GB/256GBが2,499元(400ドルくらい)と激安。どうやらSDカードも使えるらしいので(詳細は未確認)、このくらいなら一枚手元にあってもいいというスペックだ。自分はすぐにでも買いたいが、現在買う手段が日本に住んでいるとないらしい。まあそのうち手に入るだろう。しかし、発売は3月10日らしいのにYouTubeにバンバンunboxの動画があがっているはどういうこと笑?
*2022年03月02日追記:
SDカードが正式に使えることが確認できたので追記。なので、不満点はたった一点、LTEモデルがないことだけ。まあなくてもなんとかなるので問題ないか。後は入手方法なのだが、某サイトでは100ドル増しで販売されていて信頼できるお店なので注文しようと思ったりするのだが、もう1週間くらい様子見しようと思っています。1ヶ月もすれば、並行品が普通にアマゾンでも買えるようになるでしょうね・・・。
もはや、8.8インチでスナドラ870ということで、出てくれるだけでもありがたいというスペックだ。これでLTEモデルも出してくれれば・・・というのが本当に惜しいところで、おそらく値段も5万以上するであろうから、各自ユーザーが総合的にどう考えるかということになるだろう。
自分的には、自分のトラベラー気質を考えるとやっぱりSIMが挿せた方がありがたいし、飛行機の中で映画を見ることを考えると、3.5mmのイヤフォンジャックも欲しかったりする。そして、こういった細かいこだわりを捨ててしまうと、ダサくてインチキくさいAndroidのタブレットをわざわざ好き好んで使わなくても、型落ちのiPad ProやiPad Miniが常に有力な選択肢として入ってくるのだ。事実、自分は今、USB-C化されたiPad Proの最初のモデル(11インチ)を買おうかなーと思ってたりもしている。タブレットを買う時はここまで総合的に考えるのがいいのかなと思う。特にAndroidのタブレット用にカスタムROMが出てくる可能性が低い現状では、なおさらiPadでぬくぬく暮らしていくのもありだと思う(というのも、最近のiPadのCPUパワーはとてつもなさすぎるので一回買えば一生使えるレベルなので、一枚あってもいいのかなーと)。
そんな感じで、とりあえずは小さいAndroidタブレットの希望の星のLegion Y700の成り行きを見守っていきたい。さて、今度こそMi Pad 4の代わりとなるのであろうか。
*2022年02月25日追記:
Realme Pad Miniというのが出てくるらしいのですが、記事に載っているGeekbenchのスコアを見ると、Mi Pad 4とあまり変わらないですね。この機種はY700と違って、LTEモデルが出るのは間違いないみたいなのですが、今どきこんなしょぼいスペックのタブレットを買うのかというとそんな理由は見つからないと思います。なぜに小さいのを出すメーカーはみんなこんな設計をしてしまうのでしょうか?