Xiaomi Redmi Note 10 Pro 購入記3:とりあえず、ArrowOSからStagOSに逃げときますか・・・(vendorってなんすか???)編

そんなわけで、前回の記事の若干フォローアップな話なのであるが、やはり自分にはArrowOSが合わないのである。「いまさら、duckduckgoじゃねーだろw」というのは前回の記事で書いたのだが、それ以外にも、

  • USBデバッグのチェックが再起動する度になぜか外れる(なんのために???)

とか、

  • 一番肝心といってもいい「時計の横に日付と曜日を表示する」という設定がそもそも存在しない(これをやりたくてカスタムROMを使ってるようなものなんだけど・・・)

とか、

  • 再起動する時にAdvanced restartのメニューが出てこない(これもカスタムROM使う大きな理由だと思うだけどな・・・)


とか、「カスタムROMのくせになんじゃそりゃ」と思うことが多かったのである。で、これは別にArrowOSが悪いわけではなく、自分との相性の問題である。最近は、Redmi Note 9SのHavocの安定度がすごすぎるため、そんなイケてないArrowOSしか選択肢のない(自分は基本的にofficialビルド、かつ、vanillaビルドしか使いません)Redmi Note 10 Proに触る気が起きず、引き出しにいれてほったらかしになっていたのだった。


そんな感じで悶々とした日々を過ごしていたのだが、昨日急にStagOSofficialビルドが出てきたのである。ちゃんとvanillaビルドもあるので(なぜか、StagOSではPristineといってる笑)、さっそく飛びついて焼いてみた。また、カスタムROMの焼き方にもXiaomi特有のコツみたいのがあるのもわかってきたので、それも共有したいと思う。






というわけで、焼き方講座なのであるが、どのカスタムROMの焼き方手順みたいのを見ても、最近のは「vendorをフラッシュしろ!」みたいなことが書いてあって、「???」と思うことが多かったのであるが、これは早い話が、vendorというパーティションがあってそこを書き換えないと、カスタムROMの焼き込みがうまくいかないということらしいのである。


で、わざわざこんなページまで用意されていたりして、



こいつを落として焼き込めばいいらしいのだが、sweet用をいくら探してもどこにも見当たらないのである。


だがしかし、だからといって絶望してはいけないのである。そんな場合は、単純にMIUIを焼けばいいらしい。これでも、vendorパーティションをフラッシュしてくれるとのことだ。


sweet用のMIUIはここからダウンロードできる。Global版を落とせばOKだ。



というわけで、後は焼くだけである。TWRPの場合はキューを作って順番に次々と焼くということができるので、

  1. MIUI
  2. StagOS
  3. NikGapps

の順番で一気にブチ焼けばバッチリだ。

*自分はいちおうこれらをやる前にformatをかけて再起動しています


ちょっとだけ注釈を加えておくと、NikGappsは自分の環境では最新版ではなく、4月23日版じゃないとナゾのエラーが出るので注意が必要である。





StagOSは非常にクセのないシンプルなカスタムROMなのだが、若干、インストール直後に変えないとならないところがあるので、以下にメモしてみた。


・まず、ジェスチャーの設定をiPhone風からAndroidの3ボタンに変更する

Settings → System → Gestures → System navigation → 3-button navigation に変更


毎回同じことを書くが、誰がiPhone風を使いやすいと思っているのだろうか?


・3ボタンのバックボタンとタスクボタンが左右逆なので元に戻す

Settings → Horns → Navigation bar → Invert layout のチェックを外す


これもマジで何をやりたいのか全くわからない・・・。なぜに、これがデフォルト・・・。


後は、他のカスタムROMとそんなに変わらないので特筆することもない、というくらい素直でシンプルなOSである(やっぱり、vanillaビルドがあるといいですね)。唯一の欠点は、現在のビルドでSafetyNetが通ってないことくらいか。それでも、1発目のビルドなのになかなか完成度が高くて今後が楽しみである(カスタムROMの場合、変に更新が出まくるROMの方が出来が悪かったりしますね)。


バッテリーも気持ち悪いくらい減らなくいい感じである(ArrowOSはモリモリと減っていくので・・・)。


あと、恒例のアプリぶち消しリストはこちら↓

pm uninstall -k --user 0 com.hardcodecoder.pulsemusic
pm uninstall -k --user 0 com.caf.fmradio
pm uninstall -k --user 0 com.android.deskclock
pm uninstall -k --user 0 org.lineageos.jelly
pm uninstall -k --user 0 com.android.camera2
pm uninstall -k --user 0 com.android.calculator2
pm uninstall -k --user 0 com.alensw.PicFolder
pm uninstall -k --user 0 com.android.cellbroadcastreceiver.module

あくまでも自己責任の上、お試しを・・・。





そんなわけで、やっとArrowOSから決別して、いい感じのOSに移ることができたのである。StagOSには変な自己主張やクセがないので、しばらくはこいつで様子を見ながら、HavocやCrDroidの出現を待とうと思う。


他には、AOSPK(Project Kraken)のofficialビルドも近々で出てくるらしい。これも個人的に好きなカスタムROMなのでそのうち試したいと思っている。こんな感じで、面白そうなカスタムROMがこれからどんどん毎日のように出てくるだろうから楽しみである。


*2021年06月04日追記:

その後、Nusantara Projectのofficial版が出たので、そちらを入れて遊んでいます。Redmi Note 9Sの時から、なかなかまともに動かなかった(Gappsを選ぶクセがあった)ROMなのですが、今回のビルドはNikGAppsで問題なく動いています。個人的には好きなROMですが、常用できるかはわからないので、しばらく様子見しようと思います。

*2021年06月15日追記:

本日新しいバージョンがリリースされたdotOSも相変わらず悪くない感じです。ただ、自分はインターフェースにクセがありすぎて常用する気にはなりません(動きは軽快で悪くないです)。また、ArrowOSも自分の好みではないので、現在出ているカスタムROMの中では、StagOSかNusantara Projectがいいかなーと思っています。

あと、Yukiが対応したようですが、とりあえず本命として長く常用できるROMを待とうかと思います。カーネルはその後の話ということで。この状況だと、あと3ヶ月くらいは安定したROMが出てこなさそうですね・・・。