Xiaomi Redmi Note 10 Pro 購入記2:はい、いつものやつ(bootloaderアンロックとかTWRPとか)やりますよー編

何度同じことを書いたかわからないが、今回もいつものやつ(bootloaderアンロックとかTWRPとか)をやるのである。内容は過去の記事とほぼ同じである。




たまには「もうiPhoneでいいかな」って思う時もあるけどね・・・。「オレ、いい歳して何に必死こいてるんだろう」って・・・。


まあ、気を取り直して&現実に立ち返って、順を追って一つずつクリアしていこう。




・前提


なのだけど、とりあえず本題に移る前に色々あるわけで。基本認識というか個人/団体に関わらず向き合う対象にどういうバックグラウンドがあるかをある程度前知識として知っておくことは重要なわけで。じゃないとどんな主張もきれいに美しくきこえてしまうわけで(これをやっているのがパヨクの属性をきれいに隠してコメンテーターとかで使っている日本のテレビ局ね)。


それはともかく、Xiaomiというのは、

  1. 中に日本が大嫌いな人がいて
  2. せっせと端末の情報を外部に送信している


というのは覚えておいた方がいい情報なのよね。それをどう解釈して付き合っていくかは個人の裁量というか自由に委ねられるわけで。




ここらへんの記事は一回読んでおこうね。今もやってるかどうかなんて知らんけど。知る必要もないし。ただ自分が主張しているのは「過去にやったことがある」っていうのを情報として知ってるのと知らないとでは大きな違いがあるってことね。


余計なこと書くけど、こういうあなたと違う意見や見方が出てきた時に、発狂するんじゃなくて「こういう人もいるよねー」と思えるようになるのが多様性だからね。大人になるってそういうことだからね。最近、冗談通じないつまんない人間増えてるよね。




・前準備


ちなみに、前準備として自分は、


「ちょっと古めのノートパソコン」


をこのいつものやつ専用として用意している。


理由はUSB2.0のインターフェースじゃないとunlock等の作業の時にうまく動かないといった不具合を経験しているからである。


余計な不具合はストレスの元でしかないので、自分はヤフオクで2万円くらいの程度のいい中古のノートパソコンを調達して、それを作業用PCとして使用している(使用頻度の低い中古のThinkPadとか、しっかりしているのでおすすめです)。


あとは、Xiaomiの機種の場合、Mi Accountというのが必要になるので、


ここで適当にアカウントを作っておこう。





・bootloaderアンロック


いよいよbootloaderのアンロックなのである。前半の山場である。


なのだが、起動したらまずはあらゆる設定を無視とかスキップとかして、とりあえず、バックボタンとタスクボタンが逆になっててうっとおしいというMIUIの問題を直そう。


Settings → Home screen → System navigation → Mirror buttons をオフ


これでOKだ。なんでこれがデフォルトなのかはマジで理解不能である。こういうところに変な個性を出そうとするやつって必ず世の中には一定数存在するよね。


で、以下本題。


デバッグモードをonにして


About phone → MIUI version


をタップしてデベロッパー権限を得て、


Additional settings → Developer options


Developer optionsをオン(最初からオンになっている)


OEM unlockingをオン


Mi Unlock statusのところで適当にMi Accountにログインしておく
*↑これ、過去にやった人はいらないような???未だにいるのかいらないのか理解してないっす


これで、今後MIUIに触ることはないはずである。


ここまでやったら電源落として、音量小さくする方(下側)ボタンと電源ボタン同時押しで、fastbootの画面出して、次にPC側を設定する。


ということで、今度はPC上で、


ここから、Mi Unlockツールをダウンロードして、インストールする。



実はunlockツールは古ければ古いほどすんなりunlockが進むといういい加減な信仰を昔から持っていて、今回も2.2あたりを使ったのだが「最新使えやタココラ」と秒で怒られたので(どうも168時間をバイパスする方法に対する対策らしい)、上記サイトから最新版を落として使った。


あとは、unlockツールを起動しておいて、fastbootの画面出したRedmi Note 10 ProをUSB接続して、unlockをかければok。


新しいunlockツールは見た目も全然変わっててびっくり・・・。


f:id:acchigawa:20210512123643j:plain
*この画面で、機種特有のコードネームが「sweet」で間違いないということが確認できますね・・・


今回も勾留時間は168時間(7日間)。マジでなんのためにこの時間があるのか全く理解できないが、これが中国ということなのか・・・。待つしかないので静かに待ちましょう。


晴れてアンロックが完了したら、いよいよカスタムROMの焼き込みである。だいたい以下の順番でやればいいと思うが、臨機応変に対応して頂きたい。




ファームウェア


ファームウェアは自分は最新じゃなくても気にならない人なので、何か致命的な不具合が発生しない限りいじったりしないのだが、気になる人もいると思うので、いちおうメモを書いておく。


ちなみに、マシンネームはRedmi Note 10の無印とProとMaxとかあるので、それぞれsweetとかsweetinとかmojitoとか色々あるらしいけど、我々が日本で買えるのはスバリsweetでいいらしい(上述のbootloader unlockの項を参照のこと)。



なるほど、sweetのインド版だからsweetinってことね・・・。


で、mojitoはProがつかないRedmi Note 10ってことですか・・・。


*とか偉そうなことを書いておいて、実は今回、ArrowOSを焼いた時に、最初から入っていたファームだとwifiがつながらない不具合が出たので、現時点で最新のV12.0.15.0を焼いたのでした




・TWRP


リカバリーツールもまだ選べるほどの種類が出ていないので、今は素直にTWRPを使えばいいと思う。


適当にダウンロードして(unofficial版しか出てないので直リンクしません、ググればすぐに出てきますのでそちらを)、

fastboot boot twmp.img


とかで起ち上げてみて(ここで起ちあがらなかったら何かがおかしいです)、TWRPがちゃんと動くかチェックしてみたりするとおしゃれだと思う。


*ちなみに、adb用のツールはいつものMinimal ADB and Fastboot Tool使ってます


自分はportable版を愛用してます

*2021年05月23日追記:
これ、全然ダメな情報でした。↓に追記しているようにGoogle純正のfastbootを使いましょう。


TWRPが普通に動くことを確認できたら、実際にリカバリー領域に書き込んで、

fastboot flash recovery twrp.img


vbmeta.imgはここからダウンロードして、



veryfied bootをこれで無効にして、

fastboot flash vbmeta vbmeta.img


どうせフォーマットするので、userdataもきれいにフォーマットして(暗号化されてるとうまくカスタムROMが動かないので、このタイミングでフォーマットした方がいいと思います)、

fastboot format userdata


と思ったら、なぜかこのコマンドは動かなかった(なぜに???)。ナゾすぎるけど気にしないでどんどん進もう。


*2021年05月23日追記:

これはなんのことはない、自分が使っているfastbootがダメだった(古い?)だけでした。Minimal ADB and Fastboot Toolから、Google純正のSDK Platform Toolsに変えたら余裕でフォーマットできました・・・。


あとは、適当にTWRPからお好みのカスタムROMを焼くだけっす。



↓の場合は、コマンドにて再起動後、TWRPが起ち上がるようにしているけど、かなりどうでもいい話なので、各自お好きなようにすればいいのである。

fastboot reboot recovery


毎回同じことを書いているが、TWRPを焼ければ基本勝利確定である。あとはどうにでもなる。


*ただし、現時点(2021年5月11日時点)ではこのTWRPはどうも完璧じゃないようで、データのフォーマットとか、wipeも完全に動いていないっぽい。動きが変だったらリブートかましたりして臨機応変に対応することが必要かと思います。TWRPくらいは安定したofficial版が早急に出て欲しいのだけど・・・





・カスタムROM焼く


さてついにカスタムROMを焼くところまできた。まだ選べるほど豊富にカスタムROMがリリースされているわけではないので、(1)officialビルド版が出ている、かつ、(2)vanilla版(Googleアプリ無し版)が出ている、という条件の元、今回はArrowOSを選択した。今のところ、他のユーザーもほぼこれ一択という感じで使っていると思う。



焼き方なんかはさんざん同じことを書いてきたので今回は割愛。過去の記事を参照のこと。


vanilla版を焼く場合は、忘れずにNikGappsも焼き込んでおこう。



*Canaryとか色々選択肢がでてきて紛らわしいけど、Releaseのcoreってやつを焼けばOKです


*2021年05月13日追記:

どうも自分の環境では、NikGappsの最新版である2021年5月1日版は焼き込む時に必ずエラーが出ます。別に最新版を焼く必要は全くないので、2021年4月23日版を代わりに焼いています。


ここまで来たらとりあえず終わりである。あとはお好みでのカスタマイズの話となる。


*ちなみに、他のROMもいくつか試したのだが、CherishOSはそもそもブートループで起動せず、とか、どれもすげーいまいちで、今はほとんどのユーザーがArrowOSをしかたなく使っている感じだと思う。CrDroidとかHavocもそのうちofficial版が出てくると思うので、ちょっとの間はガマンして待つのがよさそうです


で、消すアプリもいつものようにやろう。ArrowOSの場合はduckduckgoのブラウザとかが入っていて、こういうところが外している感じ満載なのよね・・・。duckduckgoなんて今どき使わないよね・・・。


それはともかく、消し方は↓に詳しいので参照のこと。




で、こちらにも簡単に書いておくと、

adb shell pm list packages


で、リストを出して、リスト中からいらないアプリを選択する感じ。


*ちなみに、

adb shell pm list packages > arrow11.txt


とかやると、ローカルにリストが保存できます。


今回、自分の場合は、

pm uninstall -k --user 0 com.android.deskclock
pm uninstall -k --user 0 com.duckduckgo.mobile.android
pm uninstall -k --user 0 com.caf.fmradio
pm uninstall -k --user 0 com.android.cellbroadcastreceiver
pm uninstall -k --user 0 com.android.camera2
pm uninstall -k --user 0 com.simplemobiletools.gallery.pro


あたりをバッサリ消去した。


やっぱり、vanillaビルドの方が、必要のないアプリが極力入ってないのでいいよね。




・フォント


フォントはこちらの記事を参照のこと。



なんだかんだで、NotoのCJKjpフォントが最強だと思う。最近はもっぱらこれしか使っていない。





というわけで、とりあえずあんまり好きではないのだが(なんか、ArrowOSってアイコンのデザインとかがいまいち好きになれないのよね、あと公式サイトがAdBlockerをいちいち指摘してくるのも最高に嫌い)、ArrowOSでRedmi Note 10 Proを使いはじめたのである。Redmi Note 9Sとの体感の違いやインプレッションについては、別の項で書こうと思っているが、とりあえず普通に使えそうなので一安心というところか。もうちょっとちゃんと動くリカバリーやカスタムROMの登場を待った方がよさそうというのが、今日一番強く思ったところである。さすがにもうちょっと成熟が必要なようだ。なので、後数ヶ月はRedmi Note 9Sをメインで使って、いいリカバリやカスタムROMが出てくるのを待つことになりそうである。


*個人的な話だと、Nillkinのケースもガラスフィルムもまだ届いてないしね