というわけで、Redmi Note 10 Proを購入してからそろそろ2年経っちゃいそうなのである。さすがに2年も同じスマホを使うとバッテリーがヘタってきたり、本体がボロボロになってきたりするものだが、Redmi Note 10 Proに関してはお気に入りのNillkinのケースといい、保護フィルムといい、非常によくできており(特にNillkinの保護フィルムは指のすべりといい、防指紋性といい、素晴らしい出来だと思う、まあ他のやつでも十分ですけど)、結果、特に異常もなく、快適に使い続けることができているのである。
最近は、Android13のCrDroidにAghisnaカーネルという組み合わせを見つけてしまったので、ずっと悩まされてきたバッテリードレインの問題もついに解決して、快適この上ないのである。
そして、Redmi Note 10 Proちゃんは、ミジンコである自分が自分なりにこだわってきた、
- デュアルSIMが使えること(これは海外に行くことが多いので何があろうと必須)
- SDカードが使えること
- しかも、デュアルSIMとSDカードが同時に全部使えること
- ヘッドフォンジャックがあること(これも旅には必須なのよね・・・、耳うどんを旅しながら充電してというのは自分には無理)
- Band19が使えること
を全て満たしてくれているのである。そして実際に日々の生活やスペシャルな状況下(例えばウクライナ行った時とかね)で、Redmi Note 10 Proちゃんは自分の情報収集のためのデバイスとしてフル活躍してくれたのである。
だがしかし、とにかく2年使ってきたので、そろそろいつ壊れてもおかしくないし、昨今の世の中はとてつもないスピードで動いているのである。Redmiシリーズは、シリーズが12になっており、Redmi Note 10 Proは、2世代前の機種になっている。
Redmi Note 10 Proには、マジで動作の速度にしても、液晶の品質にしても、何の不満もないのだが、何か1コ買っておいた方が、いつか来るRedmi Note 10 Proちゃんの寿命を考えるといいような気がしてきた。
ちなみに、Redmi Note 10 Proは今になって、急にストレージが256GBのバージョン(メモリは8G)が新たに発売されているようだが、残念ながら日本以外で発売されているものは、 Band19に対応しておらず、候補にはならないのである(正直、これがBand19に対応していればこれでokなのですが)。また、国内版のRedmi Note 10 Proは人気があるらしく、値段が高騰しており、未使用品なら4万円強と定価よりも高い値段で取引されている。これも、値段を考えるとそこまで執着する必要があるのかなと思ってしまう(まあもし、スペアで状態のいいのが買えるのなら、2~3台くらいストックしておくという手もあるかなーとは思いますが)。
そんな中、最近Redmiの12シリーズで、スナドラを使った機種が出てきたのである。そもそも、わざわざ中華スマホを好き好んで使う理由は、カスタムROMを焼く、という目的ただ一つである。近年中華スマホで多用されている、MediaTekのDimesityシリーズはドライバー類がGPLではないので、ソースが公開されておらず、カスタムROMがほぼ存在しない状態なのである。Redmiの12シリーズでは、Redmi Note 12 Pro Speedと今月発売されたRedmi Note 12 Turboでスナドラが使われており、これがそれなりの値段で手に入って、かつ、多様なカスタムROMの選択肢があれば、Redmi Note 10 Proからの移行先として十分な候補になってくるはずだ。
とりあえず、比較表を使って比較してみた。
Redmi Note 10 Pro | Redmi K40S(POCO F4) | Poco F4 GT | Redmi Note 12 Pro Speed | Redmi Note 12 Turbo(POCO F5) | |
---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2021年3月 | 2022年5月 | 2022年4月 | 2022年12月 | 2023年3月 |
CPU | Snapdragon 732G | Snapdragon 870 | Snapdragon 8 Gen1 | Snapdragon 778G | Snapdragon 7+ Gen2 |
メモリ | 6GB/8GB | 6GB/8GB/12GB | 8GB/12GB | 6GB/8GB/12GB | 6GB/8GB |
ディスプレイ | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.43インチ 20:9 有機EL | 6.67インチ 20:9 有機EL |
解像度 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 |
ppi | 395 | 395 | 395 | 395 | 395 |
メインカメラ画素数 | 1億800万画素 | 4,800万画素 | 6,400万画素 | 1億800万画素 | 5,000万画素 |
F値 | F1.9 | F1.8 | F1.9 | F1.9 | F2.2 |
バッテリー容量 | 5,020mAh | 4,500mAh | 4,700mAh | 5,000mAh | 5,500mAh |
サイズ | 164 x 76.5 x 8.1 | 163.2 x 76 x 7.7 | 162.5 x 76.7 x 8.5 | 162.9 x 76 x 7.9 | 不明 |
重量 | 193g | 195g | 210g | 181g | 179g |
SDカード | 使える(専用スロット) | なし | なし | なし | なし |
UFS規格 | UFS2.2 | UFS3.1 | UFS3.1 | UFS2.2 | UFS3.1 |
Band19対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | 不明 |
5G対応 | X | ○ | ○ | ○ | ○ |
ヘッドフォンジャックの有無 | ○ | なし | なし | ○ | ○ |
参考価格 | 約30,000円 | 今は大体4万ちょいで12Gモデルが買える | 74,800円(日本の定価) | $400(約5.3万円) | なんと$400という噂が! |
で、こう比較してしまうと、現時点(2023年3月時点)ではRedmi K40S(POCO F4)の圧勝というのがよくわかる。K40もそうだが、名機と言われるだけのことはある、圧巻のスペックとそれに似合わないコスパである。カメラのショボさが気になるが、自分はSNSをやっておらずカメラは日々のメモ程度にしか使っていないので問題ない。そうなると、カスタムROMがこれから出るかなーと思いながら、買ったはいいが、机の引き出しにずっとほったらかしておく(自分のRedmi Note 10 Proが最初そうでした)機種を今選ぶのではなく、ありとあらゆるカスタムROM群から好きなのを選んで使い放題というK40s以外の選択肢は現時点ではないと思った方がよさそうだ(それにしてもSDカードってのはなんでどのスマホも使えないのが主流なんですかね?)。
ただし、TSMC生産に代わって、爆熱じゃなくなったと言われるSnapdragon 7+ Gen2を搭載するであろう、Redmi Note 12 Turbo(POCO F5)も最高に魅力的だ。POCO F5がインドで発売されたら、カスタムROMが大量にリリースされる可能性も十分にある。ちょっと悩もうか、つなぎの気持ちでK40sの12GBモデルを買おうか悩み中なのである。
*2023年03月25日追記:
ちょうど、24日に日本のXiaomiで新製品の発表があったんですね。全く知りませんでした。
発表された機種はどれも魅力がなく、低所得者が「コスパ最高!」とSNSで小暴れするために存在しているかのような機種ばかりです。
やはり本丸はRedmi Note 12 Turbo(POCO F5)です。日本で出ないのであれば輸入するしかありませんが、さてどうなることやら。
Redmi Note 12 Turboの正式発表は3月28日に、POCO F5の発表は4月6日に行われるようです。どういう価格で出てくるのか、楽しみですね。