ALLDOCUBE iPlay50 mini Pro 購入記2:すみません、いつものクセで・・・(CrDroidブチ込みを試みて失敗)編

そんなわけで、ALLDOCUBE iPlay50 mini Proちゃんがお家にやってきたのである。とりあえず数日使ってみた今のところのインプレッションはこんな感じである。

  • 今まで使ってたMi Pad 4とくらべるとちょっと軽くていいかも(ほんとちょっとだけ)
  • 画面は確かに尿系ではあるが、まあこんなもんかなという感じ(Perfect Shield貼った)
  • USBポートが上(!)という驚愕の仕様、これは違和感ありまくり&自分的にはかなりの残念ポイント
  • ヘッドフォンポートは左上の角にある(!)、これもUSBポートに続き、違和感ありまくりである、またこのヘンテコな仕様のせいで、他社ケースが出にくい状況になると思われる(タブレットのケースってほとんど汎用で電源の位置とかを調整してるだけなんだけど、これはさすがにちょっとみたいな・・・)
  • 純正ケースはかなりチープな作り、かつ、このタブレットはマグネットでスリープみたいのができないことが判明、自分は別に気にしない(というかそもそもマグネットでクレジットカードとかの磁気が間違って消えちゃったらみたいなことを今まで結構心配してた)
  • つまり、なんとなく製品にただようのは安かろう悪かろうのチープさである、ただし、これも2万円弱という価格を考えると、変にグダグダ文句つけるのもヤボというものである


ポートの位置はこんな感じ、なんでこんなところにつけちゃったんですかね・・・


まあとはいいつつ、Mi Pad 4の乗り換え先と思うと、これはアリっちゃアリだと思われる。特に自分の場合は、タブレットの使用頻度は極めて低いからだ。最近は、Mi Pad 4の3Gというメモリが厳しいと思うことが多かったので(ゲームアプリみたいなやつが頻繁に落ちるようになっていた)、標準で8Gもある広大なメモリを使えるiPlay50 mini Proは、Mi Pad 4の不満点をほぼきれいに解消してくれている。


また、ちょっとだけなのだが標準のOS(なんていうの?)も使ってみた。これも、多くの人がおっしゃっているとおり、非常に素直な、余計なことをしていない使いやすいOSだと思った(ロックスクリーンだけなのかもしれないが、上部のステータスバーに日付も表示されていてびっくりした)。ただし、自分は長年使っていたCrDroidのvanilla度みたいのが気に入ってるのである。Google Meetみたいな一生使わなそうなアプリが標準で入っているのはなんか変に気になってしまうのである。


なので、GSIはそんなに好きではないのだが(どうせなんらかの不具合出るし、特にバッテリ周りで)、GSI版のCrDroidをぶっ込んでみようと試みた。なのだが、結局、CrDroidは起動することができずブートループになりまくってしまったので、今回はLineageOSを起動するところまででストップである。


それにしてもTWRPがないデバイスでROM焼きをするのはあまりに面倒くさいにもほどがある。TWRPは本当に偉大である。




・下準備


まず、ALLDOCUBEのホームページから純正のファームウェアをダウンロードしておく(ダウンロードはまさかのMEGAを使っている!!!すげー!!!)、そして、7zipかなんかで解凍しておこう。解凍したら、その中のboot.imgとvbmeta.imgを取り出して、adbコマンドと同じ場所に置いておこう(自分の環境では色んな機種のvbmeta.imgだらけだったので、vbmeta50.imgとか名前を変えてコピーした)。


また、CrDroidのGSIバージョンやLineageOSのGSIバージョンをダウンロードしてこれも解凍しておこう。


さらに、いつものことではあるが、標準ROMを起ち上げておいて、デベロッパーオプションにはいって、

  1. USB debugginをonにする
  2. OEM unlockingをonにする

あたりはきっちりとやっておく。


*ここで、1コ目のドハマりポイント:どうやら、Windows側でちゃんとしたUSBドライバーをインストールしておかないといけないらしく、自分はそれを知らず何時間も途方にくれてしまった。どれが正解かはわかってないのだが、MTK-Driverのv5,2307というのを入れてみた


このドライバーをいれてから、コマンドプロンプトでいちおう、

adb devices


とか打って(これで反応なかったらPCがタブレットを認識していない)、タブレット側で「このPCを信頼する?」みたいなダイアログが出るのでokする。


本体が認識できていることを確認できたら、

adb reboot fastboot


で、fastbootモードに入る


ちなみに、最初は横着して、AMDのZen3が載ってるノートPCで作業をしたのだが、全てのコマンドがなんとなくちゃんと動かない感じだったので、あわてて古いノートPCを引っ張り出してきて、USB2.0のポート経由で作業を行った。AMDはCPUの出来はいいんだけど、ほんとにUSBが弱いですよねー。




・fastboot

*ここで、2コ目のドハマりポイント:どうやら、fastbootに入ったように見せかけて、起ち上がってきたのはfastbootDらしい。自分はそれすらわかっておらず、また数時間格闘してしまった(fastboot devicesとか打つと反応があるのでそれがまた勘違いに拍車をかけるというか・・・)。これはただのメニューらしく、「Reboot to bootloader」を選ぶと、いわゆる普通のfastbootの状態になるようだ


ということで、bootloaderに入ったら、

fastboot devices

と打って、いちおう確認。ここでエラーが出たら、USBドライバーとかそこらへんに問題があると思われる。とにかく、PCがタブレットを認識していない。


上記コマンドで問題なくタブレットが認識されていることを確認したら、まずはbootloaderをunlockする、

fastboot flashing unlock

fastboot flashing unlock_critical

ここらへんは、コマンドを打ったら速攻でボリュームの上を押さないととか色々ネットに書いてあるが自分の環境ではうまくいかず、上下を素早く押したらなんとかなった・・・。


後は、未だにわかってないvbmetaもいちおうやっておく、

fastboot --disable-verification flash vbmeta vbmeta.img(←ファームウェアのファイルを解凍したところから取り出したやつ)

もはや自分にとってはただのおまじない・・・。


で、今度はfastbootDに行かないといけないらしい(ここらへんマジでわけわかめ)。

fastboot reboot fastboot


と打って、fastbootDモードになったら、


いちおう、

fastboot devices

で、タブレットが認識されていることを確認して


fastboot erase system_a

で、パーティションをワイプして、

fastboot flash system_a lineage.img

イメージを書き込む


ここまできたら、あともう少し、

fastboot -w

として、データをフォーマットする。


さらに、

fastboot flash boot boot.img


とかしないと自分の環境では、ブートループにはまってしまったのだった。





このやり方で、他のROMも焼けるかと思ったのだが、今のところLineageOSしかブートしてくれないのである。GSI界隈では人気なDerpFestとかCrDroidは全然ダメだった。自分はLineageOSは全然好きじゃないのである(特にランチャーのボタンはなんであんなに右によせちゃって、大きさも小さくしちゃったのだろうか?使いづらすぎるんですけど・・・)。


なので、今のところはもうちょっと情報が出てくるのを待とうと思っているところなのである。さすがに、LineageOSでは常用が厳しいので(標準OSの方がいいくらい)、何かいい感じのROMが出てくれるといいのだが・・・。


*ちなみに、GSIのカスタムROMのリストは、ここらへん↓を眺めていたのですが、結構出てるんですね・・・