Xiaomi Mi Pad 4 購入記9:Mi Pad 5がいよいよ出るらしいよ・・・編

久々のMi Pad 4の話題なのである。自分のMi Pad 4は相変わらず調子がよく、毎日快適に使わせてもらっている。そろそろ、他のタブレットも試してみたいところだが、なかなかMi Pad 4に代わるいい感じの新製品がAndroid界には久しく登場していなかったのが現状であった。たまに、Mi Pad 5の噂がネットに出回ることがあったにしても、ガセレベルの変な情報が流れるだけで、なんだかなーと思いつつMi Pad 4を使い続けているユーザーさんは多いはずである。


そんな感じで、自分はMi Pad 4で長らくいつものCrDroidを使っていたのだが、最近作者さんが、「SamsungGALAXY Tab S5eに移っちゃったよ♪(しかもなぜかWifiオンリー版)」ということで無慈悲な更新停止をくらってしまったので、現在はRN9Sと同じく、Unofficial版ではあるが、Havocをインストールして使っている。TWRPも相変わらずclover向けに最新版をビルドしてくれている方がいて、ありがたいことに、Android11も無理なく焼けているのである。


ただし、バッテリーのヘタりも考慮するとそろそろ次のタブレットも欲しいなーと思って早数年という感じである。特に自分の場合は、(1)液晶が嫌いなので有機ELタブレットがほしい、できればAppleRetina並の高精細なディスプレイで映画を見たい、(2)8インチサイズはMi Pad 4があるので、そろそろ10インチか11インチくらいのモデルが欲しい、あたりが狙いのスペックである。ちなみに、自分は指紋認証とかそういう類の物は一切使わないので、特別な機能が動かなくても全く問題はない。普通のタブレットをサクサク普通に、だけどカスタムROMで使いたい、というのがささやかな希望なのである。


そんな感じで若干もんもんとしつつMi Pad 4を使っている毎日なのだが、現れては消えるMi Pad 5の噂が、今年のはじめに「今回はマジらしいぞ」ということで、色々なサイトにリークされはじめたのである。また、あのLenovoからも Tab P11(とPro)がかなりよさげなスペックで発売された。今回はじゃあどうすればいいいのか?というのを考えてみたいと思い、本稿を執筆した。


まずはいつもの比較表である。iPad Proは後数週間で新型が発売されると思うので、発売されたら最新のスペックに入れ替えたいと思う。

スペック比較表
Xiaomi Mi Pad 4 Xiaomi Mi Pad 5 Lenovo P11 Pro Samsung Tab S5e Apple iPad Pro 11インチ(第2世代)
発売日 2014年11月7日 2021年? 2020年12月4日 2019年4月 2020年3月25日
CPU Snapdragon 801 Snapdragon 870 Snapdragon 730G Snapdragon 670 Apple A12Z Bionic
メモリ 3GB 8GB/12GB 4GB/6GB 2GB 6GB
内蔵ストレージ 16/32GB 128GB/256GB/512GB/1TB 64GB/128GB 16/32/64/128GB 128GB/256GB/512GB/1TB
ディスプレイ 8インチ IPS液晶 16:9 11インチ 有機EL 11.5インチ 16:10 有機EL 10.5インチ 16:10 有機EL 11インチ Liquid Retina
解像度 1920×1200 2K 2560×1600 2560x1600 2388x1668
ppi 283 263 288 264
メインカメラ画素数 1,300万画素 2,000万画素 800万画素 1,300万画素 1,200万画素
F値 F2.2 F2.2 F2.0 F1.8
バッテリー容量 6,000mAh 6,000mAh 8,600mAh 7,040mAh 7,812mAh
サイズ 1200.2x120.3x7.9 264.3x171.4x5.8 245x160x5.5 247.6x178.5x5.9
重量 342.5g 510g 485g 400g 473g
Antutu 150844 355596 約40000
LTEモデルの有無
SDカードスロットの有無 X
ヘッドフォン端子 X X
参考価格 $199(自分が買った値段) $619/$666/$774/$851 LTEモデルはインドで$620くらいで発売中 約$460(2021年3月現在) 101,800円/112,800円/134,800円/156,800円




Lenovo P11 Pro


とりあえず、先に今すぐ買えるLenovo P11 Proの方を語りたいのだが、とりあえずこいつは色々ややこしいのである。まず、日本にいる人が買えるのが以下の3種類あるのだ。


Xiaoxin Pad Proは中国向け、LAVIE T11は国内専売モデルらしい。


ここまでも十分紛らわしいのに、さらにLTEモデルがあるかどうかがはっきりしないのである。今のところLTEモデルを買った人というのを見かけないのだが、香港版のページを見ると、LTEバンドが書いてあって、しかもBand19に対応しているのである。これは本当の情報なのだろうか?



*日本のレノボのページにもP11のLTEモデルのスペックが載っているのだが、LTEバンドは1/3/8/19/28ととても海外旅行に持っていけるような代物ではないのが、ジャップモデルらしいところである

インドのレノボのページに載っているモデルは11 ProかつLTEモデルらしく、この値段は$620くらいである、ちょっと高いね・・・


正直、今すぐ香港のLTE版が買えるなら人柱になってもいいかなというくらい魅力的なモデルなのだが、とにかく、現物を今のところ頼む方法が見当たらないのである。また、中国ですらLTEモデルが発売されていないらしいので、LTEモデル用のカスタムROMが出てくるのかというと、相当厳しいと思われる。そこらへんのデメリットを考えると、Mi Pad 5を待つというのも悪くなさそうだ。




Xiaomi Mi Pad 5


で、本題のMi Pad 5である。


これはとりあえずGizmochinaの記事がわかりやすいだろうか。さすがに今までの噂と違って、今回のはかなりリアルな情報がリークされたっぽいのである。だがしかし、こいつもどうやらゲーミングタブレットとして覇権を取ろうとしているらしく、スナドラ870を搭載して、一番安いモデルでも600ドルするらしい。Mi Pad 4が200ドルだったことを考えると、いきなり3倍かよ!という気もするのだが、まあ出るだけマシか。いやなら買わなきゃいいだけの話である。



こいつに関しては、引き続き情報を追っていきたいと思っている。


ちなみに、GizmochinaではRedmi Pad 5Gとかいうさらにわけわかんないタブレットの記事も出ていたりする。



これはなんなのだろうか???ナゾは深まるばかりである・・・。





「じゃあどうすんの?」という問いに対して全く答えがゼロなのが本稿である。ベストはP11 ProのLTE版を安く調達することだと思うが、変に苦労するのならかなり安くなっているSamsungのTab s5eを買ってもいいように思える。しかし、こいつはヘッドフォン端子がないので、タブレットを持っていて一番やりたいことの一つ「長いフライトの中で4K画質で映画を見る」ということができないのだ(まあアダプター使えばいいだけの話なんですが、そういう時に限って、思いっきり忘れないですか???)。


また、iPad Proの最新版も非常に気になる。もうすぐ出てくるという2021年モデルはかのM1チップを積んでくるらしく、そうするとパソコン並どころか、そこらのパソコンの数倍のパワーを持つことになる。これが10万円くらいで手に入ることになるのだろうか。アップルの場合は一切の値下げを行わないので、発表即購入が一番オトク感があるのもポイントである。まあ、そうはいってもカスタムROMに染められた自分の頭ではすぐ不満が出るだろうから、買わないとは思うが、「アンドロイドタブレットごときに6万払うなら、iPad買っちゃおうかな?」と思う方がまともな思考のような気がする。アンドロイドタブレットは安くて高性能なことにこそ価値があるのでは?と強く思うのである(あと、カスタムROMとね)。


*2021年04月01日追記:

ほんの出来心でLenovo P11 Proを買ってしまいました。いつ届くのかはちょっとわかりませんが、そのうちレビューしたいと思います。