というわけで、以前の記事で「Redmi Note 11 Pro / Pro+が発売されたよー」と書いてしまったのだが、どうやらこれは中国国内専用モデルらしく、グローバル版とは型名は一緒だがそもそもスペックが違うらしいのだ*1。
こちら↑がその中国版について書いてしまった記事
知識不足の小国のオッサンの頭の中を余裕でかきまわされまくって、四千年の歴史とはいかに恐ろしいことか、ということを改めて思い知らされたのだが、そんなミジンコのような一人民の気持ちなど気にするわけもなく、Xiaomiは先週グローバル版のRedmi Note 11シリーズをさわやかに発表したのである。さっそくこちらのスペックを確かめてみよう。
Redmi Note 10 Pro | Redmi Note 11 Pro 5G | Redmi Note 11 Pro | Redmi Note 11S | Redmi Note 11 | |
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発売日 | 2021年3月 | 2022年2月 | 2022年2月 | 2022年2月 | 2022年2月 |
CPU | Snapdragon 732G | Snapdragon 695 5G | Mediatek Helio G96 | Mediatek Helio G96 | Snapdragon 680 4G |
メモリ | 6GB/8GB | 6GB/8GB | 6GB/8GB | 6GB/8GB | 4GB/6GB |
ディスプレイ | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.67インチ 20:9 有機EL | 6.43インチ 20:9 有機EL | 6.43インチ 20:9 有機EL |
解像度 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 | 2400x1080 |
ppi | 395 | 395 | 395 | 409 | 409 |
メインカメラ画素数 | 10,800万画素 | 10,800万画素 | 10,800万画素 | 10,800万画素 | 5,000万画素 |
F値 | F1.9 | F1.9 | F1.9 | F1.9 | F1.8 |
バッテリー容量 | 5,020mAh | 5,000mAh | 5,000mAh | 5,000mAh | 5,000mAh |
サイズ | 164 x 76.5 x 8.1 | 164.2 x 76.1 x 8.1 | 164.2 x 76.1 x 8.1 | 159.9 x 73.9 x 8.1 | 159.9 x 73.9 x 8.1 |
重量 | 193g | 202g | 202g | 179g | 179g |
SDカード | 使える(専用スロット) | 使えるけどSIMスロットと共有 | 使えるけどSIMスロットと共有 | 使える(専用スロット) | 使える(専用スロット) |
UFS規格 | UFS2.2 | UFS2.2 | UFS2.2 | UFS2.2 | UFS2.2 |
Band19対応 | ○ | ○ | X | X | X |
5G対応 | X | ○ | X | X | X |
ヘッドフォンジャックの有無 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
参考価格 | 約30,000円 | $329(約3.8万円) | $299(約3.5万円) | $249(約2.9万円) | $179(約2.1万円) |
今回は4機種も出してきており、このうちどの機種が日本版として展開されるのは不明だが、おそらく日本版ではBand19にはどの機種も対応しているだろうから心配はいらないはずである。問題なのは、中国版と同じで、やはりSDカードの部分で上位機種の2つはGSM ARENAの情報によると、SIMカードの1スロットと共有らしいのである。どうしてこうなってしまったのかは理解不能だが、これは明らかにRedmiシリーズの利点を自ら放棄してしまっているようなもので、受け入れられない仕様変更だ。
かといって、下位機種の2つにわざわざRedmi Note 10 Pro(sweet)から移るかというと、そんな必要性は全くなく、結論としては中国版の時と同じく「なんだかなー・・・」という感じになってしまうのである。全体的にもCPUのチョイスからして魅力に感じる機種もなく、これはとりあえず、Redmi Note 12まで一休みという感じである。ここらへんをわざわざ買うのなら、最近400ドルを切りはじめているOnePlusの8Tを買った方が、既に出ている豊富なカスタムROMの種類などを考えてもよほど利口なチョイスだと思う。
*1:なんでわざわざそんなことするわけ???