Xiaomi Redmi Note 10 Pro 購入記9:とりあえず現時点(2022年1月)でのベストなGCamはこれですか・・・編

そんなわけで、相変わらず寄せられる質問のほとんどがGCamについてなのである。自分はインスタとかそこらへんのSNSには一切興味もないし、むしろ関わりたくないので*1、写真は物忘れが激しい初老オッサン用のメモ代わりに使うくらいなのであるが、世の中の人にとっては今や現実世界よりもSNSでの立ち位置の方が重要なのだろう。この程度のミドルクラスのスマホでも抑えきれない写真を取りまくりたいという欲のすごさをネット越しに感じることが多いのである。「だったら、iPhone買えば?」というのは大人が言っちゃいけないことなのだろうが、つくづく日本という衰退国家でそんなSNSごときに日々必死こいてるジャップというのはトホホな感じがどうしてもしてしまう、というのが部外者の感想である。



ちなみに過去の記事はこちら↑


という社会最底辺のキモいオッサンの心境はともかく、Redmi Note 10 Pro(sweet)用のGCamは最近ちょっと熱かったりするので情報共有なのである。ちょっと前までは、GCamのBSGというシリーズを使うのが定番だったのだが、最近ナイスな.xmlファイルを公開してくれる人がいて、トレンドが変わりつつあるのである。


ということで、早速インストールしてみよう。


まず、出発点はXDAのGCamスレッドである。とりあえず、ここの最後のページあたりにある「libpatched_jni.zip」と「laptapper V5 beta4.xml」をダウンロードしよう(同じリプの中に並んで公開されています)。



この2つ


ダウンロードが終わったら次はカメラアプリ本体をダウンロードしよう。



今回は、MTSLSnapの最新版v5を使う。「MTSLSnap_v5.apk 」の方をダウンロードして、インストールしよう。


インストールしたら、先にダウンロードしておいた「libpatched_jni.zip」と「laptapper V5 beta4.xml」をsweet用として仕込まなければいけない。「libpatched_jni.zip」の方は解凍して中の「libpatched_jni.so」をInternal Storageの中の「MTLS8.3」→「patchedlib」の中に置く。「laptapper V5 beta4.xml」の方は、いつものGCamのしきたり通り、「GCam」→「Configs8」の中に突っ込んでおけばいい(どちらもフォルダがなければ自分で作るというのが流儀である)。で、このMTSLSnapの場合はインストール後に勝手に「ConfigsSettings8.3」というフォルダの方に.xmlファイルを移動させてしまうようだ(なぜにわざわざそんなことをするのかは不明)。


ここまでできたらカメラアプリを起ち上げて、以下の順番で仕込んだファイルをアプリに認識させよう。

  1. カメラアプリを起ち上げる → パーミッションがどうのとか訊かれるのは全部okすればよい
  2. 最初にlibの方を仕込む → これはアプリ右下のギャラリー(Google Photoとか)にうつるボタンを長押しすればよい → 「libpatched_jni.so」のファイル名が出てきたらそれを選んで終了
  3. 次にいつもの機種別のコンフィグファイルを読み込む → シャッターボタン付近の黒い部分をダブルタップするとコンフィグ読み込み画面が出てくるので「laptapper V5 beta4.xml」を選んで終了


これでインストール完了である。確かにこのカスタマイズは素晴らしく、コントラストやフォーカスもバッチリである。ただし、今までの自分の認識では、マクロカメラとかには自動で切り替わるものだと思っていたのだが、GCamって基本そこらへん手動なんですかね・・・?こういうところは、iPhoneは本当によくできているという感じである(ま、そりゃそうだわな)。



カスタマイズされたアプリの見た目はこんな感じ、レンズの切り替えボタンが右側にバッチリ表示されている


ということで、Redmi Note 10 Proが発売されてからしばらくかかったが、やっといい感じのGCamが出てきたかなーという感じで、sweet用のコンフィグを作ってくれた作者さんには大感謝である。また、このMTSLSnapと専用コンフィグの組み合わせは、出てきたばかりなので、今後一層磨きがかかっていくはずである。


ただ、自分の長年の疑問だったりもするのだが、sweetで写真を撮ると、

  1. 1億800万画素もあるので、センター以外の部分が露骨にボケてしまう(ちょっとボケすぎなような・・・)
  2. マクロは寄れるのは嬉しいけど、相当寄らないと使い物にならない(そんなに寄ることあります?みたいな・・・)

という感じで、自分が日々の生活のメモとして使う用の焦点距離に適したレンズが搭載されてなかったりする。他の方は特に不便を感じられていないのだろうか?とりあえず、ズームなんかを使えば問題なく写真を撮ることができるのだが、自分みたいなものぐさなタイプは、ササッと写真を撮りたかったりするので、sweetの1億800万画素はオーバースペックかつお手軽さに欠けていたりする。なかなか世の中思い通りにいかないものである。カメラだけに限って言えば、自分の使い方においては、前機種のRedmi Note 9Sの方がよかったなー(お手軽だったなー)と思うことが多いのである。


*2022年02月02日追記:

ちょっと思うところがあり、現在はBSGのGCamにある最新版(BSG: MGC_8.1.101_A9_GV1z)に戻っています。コンフィグファイルは上記のGCamスレッドにあるsweet専用のものを仕込みました。こちらの方がピントが合う範囲が広いように思います。

*2022年04月07日追記:

その後、Shamimという方が作ってくれたGCamに落ち着いています(現在のバージョンはGCAM_8.4.400.42.XX_SHAMIM_V15FIX)。これも、XDAのスレッドにカスタム用の.xmlがありますのでそれを適用すればokです。色々使ってきましたが、このMODが一番しっくりくるように思います。

*2022年04月29日追記:

さらに、ShamimのGCAM_8.4.400.42.XX_SHAMIM_V20というバージョンに更新しました。.xmlファイルはDSLRv5というのが最高です。この組み合わせが今までで一番かもしれません。なぜか、自分の環境では新しいGCAM_8.4.400.42.XX_SHAMIM_V21というバージョンはまともに動かなかったです。

*2022年05月11日追記:

その後、DSLRv6が出たので.xmlファイルを更新しました。なぜに、作者さんはSHAMIMのV21ではなく、V20を対象としているのかはいまいち不明・・・(実害は全くないのでこれでokではあります)。

*2022年06月21日追記:

最近のsweet用のGCam界隈は、開発者さんは頑張ってくれているのですが、状況はかなり混沌としている感じです。現在は、SHAMIMのV23FIX(SGCAM_8.4.400.42.XX_V23FIX.apk)にlt006c.xmlとlibgcastartup_8.4_NR80aW38T39.soの組み合わせで使っています。

ただ、確かに画質は過去最高なのですが(ピントも色味も素晴らしいです)、インストールの猥雑さや、マクロレンズが全く考慮されていない(切り替えボタンすらない)等、これでいいのか感はあったりします。

*2022年06月22日追記:

V23FIXも特に問題がなかったのですが、V24(SGCAM_8.4.400.42.XX_V24.apk)に移行してみました。.xmlファイルはltd00001lt2.xml、それに.soファイルとしてlibgcastartup_8.4_NR80aW38T39.so、の組み合わせになります。いちおう、現在最強の構成らしいのですが、マクロレンズが使えないのは他のみなさんは気になってないのでしょうか・・・?

*2022年06月24日追記:

あまりよくわかってないのですが、最近のGCamスレッドにあがっているSHAMIMのV23FIXやV24の.xmlファイルはマクロカメラに切り替えるボタンがなかったりするので、スレッド先頭のポストに書いてあるV20のセットに切り替えてみました。

GCAM_8.4.400.42.XX_SHAMIM_V20.apkとLTshaminV20-3.2.xmlとlibgcastartup_ xHDR.soの組み合わせになります。

インストール方法もYouTubeで紹介してくれる方の方法を踏襲した方がよさそうです。カメラをインストールしたら、設定→Additional Settings→Configs Settingに行き、Config saveを選んで、「.xml」というファイルの状態でYesボタンを押してセーブします。これで、/Gcam/Configs8.4まではフォルダを作ってくれます。

後は、/Gcam/Configs8.4配下にLTshaminV20-3.2.xml、/Gcam/Configs8.4配下に新規でlibsというフォルダを掘ってその下にlibgcastartup_ xHDR.soを置いて、.xmlファイルを読み込みましょう。これで.soファイルも一緒に読み込んでくれます(GCamで遊んでいると、.soファイルがうまく読み込まれない場合があると思いますが、その場合は.xmlファイルの中身を見れば、どの.soファイル名を求めているかが確認できます)。

この組み合わせだとマクロカメラもバッチリ動くので、しばらくはこれで遊んでみようと思います。

*2022年07月01日追記:

GCamスレッドで盛り上がっているLMCに移行してみました。LMC8.4_R11.apkとanderxml2.xmlの組み合わせです。今まで使ってきたGCamと比較しても、この組み合わせは過去最高の出来です。ノイズも少なく、各カメラも全部動作します。とりあえずはこれを選んでおけば間違いなさそうです。

*2022年08月08日追記:

LMC8.4_Release_13.apkとandermendz3.3.xmlの組み合わせにバージョンアップしました。最高っす。

*2022年08月10日追記:

さらに、LMC8.4_Release_13.apkとKAIRUさんのLT-KAIRU V2.xmlに移行しました。こっちの方が画質がいいし現像のラグもないので好みです。これが現時点でのベストの組み合わせですかね。

*2022年08月16日追記:

.xmlファイルをKAIRUさんの最新版だと思われる「KAIRU FINAL [0].xml」に更新しました。スレッドでは、KAIRU FINAL [2].xmlというのが出ているらしいのですが、ファイルがアップロードされていないようです。

*2022年08月17日追記:

LMC8.4のRelease13はfix2というのが出ているらしいのですが、どこにも見当たらないなーと思ってたら、GCamのページにLMCが登場していたのでした。なので、現在はLMC8.4_R13_Fix2.apkとKAIRU FINAL [0].xmlの組み合わせです。

*2022年08月31日追記:

.xmlファイルをKAIRUさんのを元に更新したkairuSunny.xmlというのに変更してみました。こちらの方が自然な色合いでより最高だと思います。

*2022年12月24日追記:

最新の流れは全く追えていないのですが、現在はLMC8.4_R15.apkとMRX-TWN1-R221208.xmlの組み合わせで使っています。MRXのシリーズが画面が必要以上に派手で好みではないのですが、写りは悪くないです。

*2023年02月27日追記:

超久々にコンフィグだけですが、新しいファイルに更新しました。本体はLMC8.4_R15.apkのままで、「⚛️antykat_v3.fix✨_LMC_RN10Pro.xml」と「⚛️antykat_v6✨_GCams_8.4.so」の組み合わせです。MRXは素晴らしすぎてなんの不満もなかったのですが、新しいものにそろそろ、ということで更新してみました。画面の派手さは同じ傾向ですが、こちらの方が若干落ち着いていて好みではあります。

*2023年03月16日追記:

コンフィグファイルを「⚛️antykat_v4_LMC_RN10Pro.xml」と「⚛️antykat_v8_Natural✨_GCams_8.4.so」に更新してみました。なかなかいい感じです。

そろそろ、ここらへんのGCam Modに関しては完成形に近づいてきたように思えます。

最近は、Leica CameraのModが非常に熱く、自分も興味があるのですが(GCam勢がこぞってLeica Cameraの方が断然いいと言っているので)、miui.comに通信したりするらしく、さらにMagiskモジュールでの焼き込みが主になっていたりと、自分的にはもうちょっと様子見させてもらいたい感じになっています。

*2023年06月25日追記:

超々久しぶりにカメラのアプリを更新しました。AGC8.8.224_V2.0.apkと⚛️antykat_v2✨_Natural_8.8.soの組み合わせです。色々なカスタムxmlやその他のファイルがsweet用に提供されていますが、自分が信じているのはantykatさんのものだけです。今回のもバッチリです。

*2023年09月12日追記:

AGCを使用する際の細かな設定をここにメモしておきましょう。

まず、AGCに限らずGCamを使う場合はありがちですが、新しいバージョンは上書きインストールではなく、前バージョンを完全にアンインストールして、新しいバージョンを新規インストールした方が余計なトラブルが起こらないことが多いです。ただし、このやり方だと以前の設定が全部飛んでしまうので(まあ、これが目的で新規インストールしているわけですが)、設定を一からやり直す必要があります。

AGC8.8の場合は、

  1. あらかじめダウンロードしておいたantykatさんのlibを本体のどこかに置いておく(自分の場合は、AGC8.8というフォルダの中にlibというフォルダを作成してそこに置いた)
  2. AGC8.8をインストール(今回は、AGC8.8.224_V7.0.apk)
  3. More Settings → Lens SettingMain → Main → Color Settings → Color transform → IMX682を選択
  4. More Settings → Custom file → Copy third-party lib to app → 開いたダイアログの左上の2コの点々をタップ → libを選択(今回は上述した通り、AGC8.8/libに設置)
  5. libを読み込んだらアプリをkillして起ち上げなおす

という感じです。

*2023年11月01日追記:

xdaの情報を見てカメラを更新してみました。LMC8.4_R17とGodfatherEdit_intro555v13.xmlというconfigファイルの組み合わせです。

LMC向けの設定ファイルは色味がおかしくなる(なんか必要以上に青味がかる)のが多かったのですが、このGodfatherEditは相当自然な色で最高です。間違いなく、この組み合わせが今までで一番いい写真が撮れます(いい絵が撮れるという意味ではLeicaカメラが入っているAGCの方がかっこいい感じになりますが)。LMC8.4はR18が最新版として出ていますが、R17との違いはインターフェースだけで中身は変わらないらしく、R17の方が普通のGCamな感じがするので、こちらをあえて使っている人が多いそうです。

*2023年11月06日追記:

その後、intro555さんの最新版(LMC8.4_intro555_v15.xml)に移行してみました。もはや自分のカメラの使い方では違いが全くわかりません・・・。この方のxmlは現像のラグが全くないのが最高です。

*2023年12月12日追記:

さらに、PrashantさんのLmc8.4_R16_Prashant_Premium_V3.xmlに変更してみました。色味の自然さと現像ラグのなさで、非常に気に入っています。このレベルのコンフィグファイルがもっと早く出てほしかったのですが・・・(筆者はそろそろsweetから他の機種に移る予定)。

今まで色々ありましたが今回のPrashantさんのコンフィグでやっと自分が求めていたGCamになったという感じです。LMC8.4 R16とLmc8.4_R16_Prashant_Premium_V3.xml、この組み合わせが今までのベストでこれ以上のものを求めることも今後ないかなーと思うくらい出来がいいです。

*1:マジで何が楽しいんですかね?