当ブログの中でかなりアクセス数が多いページの一つが、 Redmi Note 9Sのカメラアプリについてのページなのだが、
そんなGCamのポートを集めたページ「GCam HUB」を管理してくれているCelsoがわざわざ「もう自分はOnePlusをおすすめしないよ~」というブログを書いていて、軽くショックを受けたのである。
OnePlusと言えば、非常に素性のいいシンプルなOxygenOSと高性能なハードウェア、そして中国製とは思えないすっきりとした清潔感のあるデザインの組み合わせで、SIMフリー端末をこよなく愛するユーザーから大きな支持を得ていたメーカーである。自分もOnePlus 6を長らく使っていてその出来に非常に満足していた。OnePlusを知りつくしているCelsoのような人がなんでこういうことをわざわざブログに書いたのだろうかと衝撃を受けたのである。
で、彼が何を言っているかというと、かなり色々言っているのだが、かなり短めに要約すると↓の感じである。
- 自分は2台使いで一つはZenfone 6、もう一つは、OnePlus Nordである
- Zenfone 6はrootを取らなくてもGCamの野良ビルドを入れてデュアルカメラの補助側のカメラを使えるのだが、Android11になったOnePlusではそれができなくなっている
- OnePlusがそうしている理由は変にオープンにすることによるセキュリティの問題や、トンチンカンかつネガティブなフィードバック*1がネット上にあふれるのを嫌っているためらしいという話をきいている
- まあ理由はともかく、そんなことは受け入れられないし、いわゆる「開発者にやさしい(dev friendly)」他のメーカーはそんなことをしてないだろうよ、と
- 他のメーカーでもメインのセンサー以外のセンサーに関してはこういったアクセス制限をかけることはあるのだが、OnePlusはメインのセンサーにも制限をかけている
- 野良ビルドのGCamだと4800万画素のセンサーなのに1200万画素しか使えない現象が発生している
- そもそもこんなことを書いている理由は、自分の過去の発言に影響されてOnePlusを買ってしまって後悔するような思いをさせたくないからである
- OnePlusはGCamの野良ビルド製作者に端末を送ってあげたりしてるんだけど*2、その一方でこんなクソみたいな制限をかけやがって、内部でのコミュニケーションとれてないんじゃないの?
- もちろん自己責任かつあなたの判断で端末を選んでほしいけど、GCamとOnePlusの組み合わせはもはや最高の組み合わせではないよ
という感じか。文章からはまあまあの怒りが伝わってきた。
もちろん、この記事を鵜呑みにしていいわけもなく、判断は各自それぞれが責任を持って行うべきだが、最近のOnePlusはスペックは迷走しているし(他社と差別化できていないと言った方が正確か)、高いし、でわざわざこれ選ぶかな?という存在のメーカーになってきているのは事実だと思う。自分なら同じ金額を出すのなら、XiaomiのMI 11を買うと思う。
ちょっと記事を見つけてびっくりしたので、速報的に日本のみなさんに情報を共有してみた。まあ、標準のROMにこだわらなければ関係ない話だとは思うのだが、まさかあのOnePlusがねーというのは、それなりに衝撃的だと思う。なんだかんだで中国の企業と付き合っていくのは難しいんだな*3、という数ある事象の一例という感じか。