ahamoでアヘアヘ、携帯三国志の結末が見えてきた?

そんなわけで、昨年12月にぶちかまされた「ahamoショック」は後世のジャップ民に永らく語り継がれるであろう素晴らしいイキりであった。



全国総オレオレ詐欺化している詐業&フェイク野郎ばかりの世の中で*1、珍しく倫理観(最近はエシカルとも言うよね!)のないジャップ企業が政府に怒られたとはいえ、限界を超えた感のある善行を行ったとも言えるのである。


で、そんなことはともかく一般的なジャップ民が知りたいのは「じゃあ、どしたらいいの?」ということだろう。これについてはもう結論がバッチリ出ているのでそれをタラタラと書いたのがこの項である。


ということではじめよう。




1. 周波数帯の話


まずはつまんない話であるが、各キャリアの周波数帯一覧である。つまんないとは言え、これが無視できない話なので、ここからはじめるのがいいと思う。

バンド 周波数帯 ドコモ AU ソフトバンク 欧州
Band1 2.0GHz 必須 必須 必須
Band3 1.7GHz 必須(東名阪) 必須
Band7 1.7GHz 必須(こっちがLTE用らしい)
Band8 900MHz 必須
Band11 1.5GHz ほとんど使ってないらしい(なんだそら) ほとんど使ってないらしい(なんだそら)
Band18 800MHz 必須
Band19 800MHz 必須
Band20 800MHz 必須
Band21 1.5GHz 必須ではないけどあったらラッキー的な・・・
Band26 800MHz 必須(*1)

*1 AUのBand26はBand5、6、18、19を内包しているらしい・・・


とりあえず、後で出てくるので「ドコモのプラチナバンドはBand19」ということだけ覚えておいてほしい。


また、ヨーロッパでは、Band3、7、20で全ての国が統一されていることも知識として覚えて頂きたい。つまり、ドコモはこれをコピーすべきだったのである。ヨーロッパのバンドをドコモが特権的に踏襲していれば、ユーザーは計り知れない恩恵を得ることができたのである(詳しくは後述)。




2. 料金の話


これはもう書くまでもないが、全部のキャリアが2,980円である。AUのクソみたいなごまかしはどうでもいい。ソフトバンクのLINEが無料とかも最高にどうでもいい。


ahamoにプラス1,000円で電話かけ放題のオプションがあることだけ覚えておこう。


この料金の議論に巻き込まれるのは無意味なので、ムダな時間を浪費しないためにも次に進もう。




3. 結論


ということで結論はかんたんなのである。


可能な限り早くahamoに移行するのが吉


という結論以外ありえない。


ただし、


ここで周波数帯の話に戻って欲しいのだが、残念なことにドコモの800MHz帯のバンドがクソみたいなBand19なのである。書いていても泣けてくるが、なんでこんなバンドを好き好んで使っているのかと。もうバカかと、アホかと・・・。


というのも、Band19に対応しているSIMフリー端末というのはそう多くないのだ。iPhoneという超ウルトラエリートな端末は余裕で対応しているが、自分のような人間が求めている中華の高性能アンドロイド端末、という縛りをつけてしまうと、Band19に対応している端末というのはほとんどなかったりする。しかも、自分の場合は可能であればトリプルスロットが希望なのでそうなるとかなり端末のチョイスは限られることになる(まあ、ahamoにしたら、セカンダリ楽天SIMを挿すということもなくなるので2スロット目はSDカードと排他でもいいような気もするけど・・・)。


なので、最終的な結論は、


Band19を使える端末でいけるのならahamoで、それが無理ならソフトバンクも一考を


という感じだ。


AUは残念ながら選択肢に入ることもありえない。元々、「ドコモじゃなくてAU使ってる自分って普通じゃなくてかっこいー♪」という情けない思想の実際は極平凡な悲しい人たちが好き好んで使っているというイメージのあるキャリアで、賢明なみなさんがあえてそのサークルに飛び込む必要は全くない。とにかく頭の中から消してしまって、ドコモかバンクのどちらがいいかを吟味しよう。




4. 今後、消費者はどうなるかという話


で、最近の日本はバカや下層民の人口の方が多いので、実際には上に書いた結論のようにはならないだろう。どんな人間でも長い人生で一度くらいは輝きたいと思って生きているのが、主な理由である。みんな、足りない頭で他人と違うことをやって、さも輝いているかのように錯覚したいのである。


だとしたら、どうなるかと言うと、おそらく3G980円のような下層民向けのサービスがセカンドブランドやMVNOから、(今でもあるのだが)改めて発表されるはずである。で、リリースしてみたらネットでギャーギャー騒いでいるアホが騒いでいるだけで全然移行してくれなかったりすることに気づくのであろうけど、ahamoに押し出された彼らはこういった下層民を相手に下層ビジネスをやって徐々に衰退&フェードアウトしていくのがここ数年のうちに起こることであろう。




5. 今後、キャリアはどうなるかという話


キャリアに関しては、とりあえず楽天MVNOはサヨウナラという感が強い。存在価値がないと言ってあげた方が逆に優しいのかもしれない。ついでに、AUもいらないと利用者からNGが出される可能性も高い。AU後出しジャンケンの有利さがありながら新サービスのプレゼンに完全に失敗した。1回目は意味不明の*だらけの超高額サービス、2回目は例のダマシの2,480円のサービスを信者に叩きつけてみたが、信者以外の正常な精神の一般ユーザーを唖然とさせ、その後、呆れさせた。単に経営者の無能さを見せつけるだけの結果になり、ドコモとの底力の差を多くの国民が認識してしまったのが痛すぎる(自分もここまで企業の力に差があるとは思ってなかったけど・・・)。


楽天に関しては、もはや何回目かもわからないが、KoboViber、海外展開などなどに続いての敗戦である。というか勝ったことが一度でもあればいいのだが、こちらもトップ含めて無能揃いなのだろう。アリババが日本に本格進出したら、いよいよゲームオーバーが見えてくるという話である。今でさえ、賢明な購買者はペイペイのキャッシュバックがおいしいので、ヤフーショッピングで買い物をしているだろうが(5のつく日いいですよね・・・)、アリババの狡猾さや品揃えはその比ではない。



元々、タダで使わせているのに定員の300万人に達していない時点でヤバい雰囲気が漂っていたが、寝ていたら家にダンプカーが突っ込んできたレベルでロケットパンチが死角から飛び込んできたみたいなことをモロに食らってしまって、あとはどう負けるかという段階にいると思う。


MVNO業者に関してはなにをどうやっても悪あがきである。とはいえ、同じジャップ同士なのだから、朽ち果て、討ち死にしていく様をマナーとして見守ってあげよう。余計な同情は無用である。そもそもが極めて詐欺的なサービスだったのだから。



悪は最後に滅ぶ、というだけの話である。




6. あとがき


ということで、はじめからわかっている話を改めて整理して書いたのが本稿である。自分はahamoのサービス開始日に契約変更してみて、この素晴らしいサービスのメリットを享受してみようと思っている。


ドコモに期待したいのは、さらなるサービス拡充である。自分が経営者なら、データ20Gの場合は「ahamo20」のようなサービス名にして、それを5G~無制限の間で5Gか10G刻みで拡充させていくだろう。詳しくは、英Vodafoneの値付けが秀逸なので、↓の項で確認して頂きたい。



それと、度々書いているが、通話とSMSはかけ放題使い放題にするべきである。こんなものからお金を取ろうとするのは時代錯誤も甚だしすぎる。実は、AUが唯一逆転できる可能性はこのかけ放題使い放題を標準装備することであった。だがしかし、時代の流れを読むことのできない無能な経営陣にはそんな発想さえ1ナノ秒たりとも浮かばなかったのであろう。本当にもったいなさすぎる失敗を彼らはやってしまった。


また、ahamoを使うなら、Band19に対応している端末にも注目していきたいと思っている。ちらっと調べたところによると、Xiaomiの新しい端末「Xiaomi Mi 11」は、どうやらBand19に標準で対応しているらしい。


*昨年、日本展開をはじめて、おそらく日本市場の無視できない大きさに気づいたのではないだろうかと。こういうところって、中国の企業は柔軟に、かつ、しっかり対応してくるよね・・・。無能だらけのサラリーマンジャップ企業とは全然柔軟性とスピード感が違うのよね・・・。


カメラすごいなあ・・・。


SDカードスロットがないけど、Snapdragon 888や5Gを軽く試してみたいという人にはいい感じである・・・(まあ、SDカードスロットをあきらめるのであれば、OnePlusシリーズという最高の端末が選択肢に入ってくるんだけどね)。


とまあ、色々と書いてみたが、物事にはなんでも終わりというものがあり、三国志の戦乱の世もいよいよ終わりを迎えつつある。諸行無常が響いているのである。なんか寂しい気もしないではないが、これが正しい資本主義のあり方なのである。


*2021年01月29日追記:

楽天が1G未満ゼロ円、20Gまで1,980円のような可変の新料金プランを発表して話題になっているが、現在タダで使っている既存ユーザーからすれば値上げでしかない。また、そもそもタダで使っていいというのに300万人さえ集められなかったのが現状である。そして、騒いでいるネット民は騒いでいるだけで三大キャリアからはおろか、MVNOからも乗り換えることはないと予想する(いてもほんのちょっとでしょう)。

この新プランに飛びつく人たちがいたとしたら、そのユーザー層はお金に困っている世の中の最下層のユーザーだろうから(そもそも月3,000円くらい払えるだろうよ)、そこから得ることのできる利益はそんなに多くはない。だから設備投資額を利益が上回るのはいつになるのだろうか。ということで、会社が傾くレベルでヤバい方向に突っ走っているというのが冷静な分析だと思う。さて、いつまで持つのだろうか。

*2021年03月27日追記:

サービス開始日の3月26日にさくっとahamoに移行しました。自分の場合はかけ放題もつけたので月3,970円です。それにしてもドコモの回線品質でかけ放題もついてこの料金というのは本当に安いと思います。いい時代になりました。

*1:ここらへんのモラルに関しても、もはや中国の企業に明らかに負けてますよね・・・