筆者はYouTubeが出来た頃(創業2005年)から、ずーっとYouTubeを見続けているので、かれこれYouTube歴は15年くらい(!)になるところである。途中、Googleに買収された時(2006年)もほぼリアルタイムで創業者が「買収されちゃった、てへ笑」みたいな動画を自ら挙げてたりして、「新しいなー」と思った記憶がある。
ということで、近年よく見ているチャンネルを以下にまとめてみた。特に意味なんかないのだが、自分で後から見返したいという気持ちがあって2020年時点での日記的なものを書いておきたかったのだ。
ねこべやさん
自分の中では「キングオブYouTubeチャンネル」として他をぶっちぎりで引き離してトップを独走し続けるチャンネル。
- 内容の面白さ
- アンチに対する細やかな気遣い(対策)
- 編集の天才的とも言えるうまさ
あたりのレベルが他のアマチュアの猫チャンネルと違いすぎるのである。
また、
- 猫の都合も考えない人間の自己満足的なイベント(誕生日とか)はかなり控えめ
- そのくせに下僕とか言い出さない(なんなのですかね?あれは。ただただ不快でしかないです)
- ちゅ~るをやたら連発しない(あれ直接食べさせるのは容器の誤飲の可能性があり危なくてしょうがないです。あと別にちゅ~るペロペロしている動画は動画としても退屈で価値がないです)
あたりも他の猫チャンネルと違うところである。飼い主の独りよがりかつカネ目当ての内容ではなく*1、飼い猫に対する愛情がひしひしと感じられる本当に素晴らしいチャンネルだと思う。飼い猫は基本的には共同生活している同居人でしかないのだ。
上でも書いたが、特に「編集のうまさ」はかなり天才的だと思う。
- BGMの選択のセンス
- サムネイルの選択のセンス
- 字幕のフォントの選択のセンス
全てにおいて優れていて、毎回見ていて感心する。このチャンネルを見ていると他の猫チャンネルがいかにこのチャンネルの手法に影響を受けているかがよくわかるだろう。
*ちなみに、筆者は猫が移動する時に「ぴゅい~」という効果音をやたらつけるチャンネルは基本的に見ない。この効果音をつけるチャンネルは基本つまらないと判断してもいいと思う。ねこべやにはそういう編集のダサさでおいおいと思うストレスが皆無なのである*2。
猫のことを考えてだと思うが部屋はいつもきれいで、もちろん猫ちゃん自身も毛並みがよくいつもきれいである。猫というのは本来警戒心が強く、なかなか心を開いてくれない動物だが、このお家の猫ちゃんたちは自由にのびのびとマイペースで暮らしている。「飼い犬飼い猫は飼い主に似る、その逆も然り」というのは本当なんだなと思う。
これからも多くの猫好きを楽しませてくれる動画を作り続けて欲しいと切に願っているのである。
洗車専門店ワックスウォッシュさん
一言でいうと完全に気が狂っている。車の洗車チャンネルなのだが、そもそも作者さんの経歴が、
車のコーティング屋に就職
↓
コーティングで本当に車をきれいな状態に保てるのか?と疑問に思う
↓
毎月バリバリに洗車して高級ワックスをかけた方がマシじゃないのかと思う笑
↓
高級洗車店を開店笑
ということらしい笑。この時点でかなり頭がおかしいのだが(普通は逆方向では)、とにかく洗車の様子を見ていると新車よりもきれいになっているのである笑。
動画のナレーションは別撮りなのだが、自分で車がきれいになっていく過程を見てゲラゲラ笑い出してしまったりしていて、もうちょっとで危ない線を渡ってしまいそうなくらいだったりする。
特筆すべきは洗車に使うツール類のチョイスとそのセンスで、これは誰にも真似ができないくらい優れていると思う。作者さんは洗車が好きなだけではなく、洗車の才能もあるのだ。
このチャンネルは筆者が「あーもうテレビは完全に終わったな」と思ったきっかけになったチャンネルである。テレビが自分に与えてくれる情報量と、こういった天才が作るYouTubeの番組の情報量には差がありすぎるのだ。YouTubeが存在しなければ、この作者さんの才能やノウハウは門外不出で終わっていた可能性があるので、このチャンネルはYouTubeの大きな成果の一つと言ってもいいと思う。
恐ろしいのは、ナレーションの声がとても静かで心地よく、いつのまにか洗車じゃなくて洗脳されていることである。そのうちあなたも夢の中でひたすら車を洗うことになると思う笑。
Range Motorcarsさん
鈴鹿のBMW専門の車屋さん。ありそうでなかった「車が好きでしょうがないという人がやっている車屋さん*3」のチャンネル。なので、試乗動画で車を運転していて楽しい!という気持ちがひしひし伝わってくるし、紹介してくれる情報も有益かつ信用できる内容ばかりである。
みなさんは新車しか買わないのかもしれないが、中古車を買うにはどのお店から買うかというのがとても重要なのである。なので売りっぱなしではなく、長く面倒を見てくれるお店、しかも、それだけではなく面倒を見ることのできる技術があるお店というのは本当に貴重なのだ。だから、こういうお店があれば電装系やゴム類が弱いドイツ車に乗っていても何も怖いことはないのである。
数々の旧モデルのインプレッション動画も、視聴者が知りたいポイントをしっかりカバーしてくれていて、特に一番知りたいメリットデメリットについて言及してくれているのがよく、現場の職人さんの目線で話してくれるのがとても信頼できるのである。
鈴鹿に住んでいる人が心底うらやましいなーといつも見ていて思うのである。
さらば青春の光
正直、彼らのやっているコントなんかのお笑いにはさほど興味はないのだが、東ブクロのツッコミはその速度や的確さ、内容など全ての面で、ダウンタウンの浜ちゃんに匹敵するくらいの天才さがあると思う。筆者は、この天才が繰り出すツッコミを味わいたくてよくこのチャンネルを流しっぱなしにしている。
上がっている動画も全部が面白いわけではないが、このライスの関町との動画は見ておいた方がいい。
世の中が東ブクロを評価しはじめるのにあとどのくらいの時間がかかるのだろうか。
ちなみに、自分がテレビと同じで絶対見ないというジャンルに以下のものがある。
・日本と外国の比較系
何があろうと絶対に見ない。しかも対象の外国はほとんどがいわゆる欧米である。正直、その人たちが日本についてどう思おうと、自分には全く興味がないのである。そもそも、背景となっている文化や人種が違うのでいいところも悪いところもお互いあるだけの話で、それを外国の人がどう思うかなんて自分には興味がない。特に食べ物系に走るのがよくあるパターンだと思うのだが、それを海外の人がジャッジしてるのを見て何が面白いのか、自分には全く理解できない。
ちなみに、東京はミシュランで最も星がついたレストランの件数が多い街でそれが答えである(まあ、ミシュランの評価自体が正直怪しいしどうでもいいけど・・・)。
さらにいうと自分は字が汚いし、ハンコはかわいいと思うし、あの押す感じも好きなので、ハンコを目の敵にしている人の気持ちが全くわからない。
・バラエティー系
よくわからないが、面白大学生みたいなのは自分が一番苦手としてる人種である。面白くもないし、意味なくはしゃいでいるのは最高に痛々しい。YouTubeでは最も人気のあるジャンルだと思うが、激辛カップ焼きそばを食べるとか、みんな同じだし、発想が乏しくて見てて泣けてくる。底辺YouTuberが底辺視聴者を食い物にする感じがまたさらに寒さを増幅させている。自分は何があろうと絶対に見ない。
・投げ銭目当て系
これが今の所、自分の中での一番の謎で、なぜに億万長者の人気YouTuberに底辺視聴者がお布施をしているのだろうか?意味不明&理解不能を超えている。別に自分はYouTuberにかわいいとか美人とかそういうのを全く求めていないし、かわいかったとしてもお金をあげるという発想には至らない。
で、ここらへんがいつもYouTubeのトップページに出てきて辟易していたのだが、BlcokTubeという便利なものがあるのを知って、全部駆逐できることを覚えたので、もう一生サムネイルさえ見ないで済みそうだ。
もっと早く出会いたかったよ・・・。
それにしても残念なのは、筆者が一番興味のあるPC関係と音楽関係にロクなチャンネルが未だに存在しないことである。
特にPC系は悲惨で、相変わらず、
- 5万円でゲームPCを作成!
- Mini ITXに3900Xをつっこむ!*4
とかとかジャップのどうしようもないセコさが炸裂する動画ばかりで本当に役に立つチャンネルがマジで1コもないことに毎夜咽び泣いている。
*しかし↑のような似たような内容の動画が本当に多いが見る方も何が面白くて視聴しているのだろうか???地上波の企画よりもつまらないって、なかなかやろうとしてもできることではないと思うんだけど・・・。
さらに、自作系ユーチューバーは基本的な知識やスキル、経験が不足していて、ロクに調べもせずにトンチンカンなことを言っているのがほとんどなのである。自分的にはその中でもドリキンさんはまあ面白いかなと思ってたまに見ているが、それでも知識やスキルに関してはちょっと物足りないところがあるといつも思っている。
筆者は、単純にふと4Kモニターが欲しくなった時にどれがベストバイなのか、とか、現状SSDを買うとしたらどれがベストでその発熱はどのくらいなのか、とか、そういうことが知りたいのだが、そんなまともなチャンネルはほぼ存在しないか、あっても、クソみたいなメーカーから提供されたテスト品のクソみたいなレビュー動画ばっかりである(なんか新車のレビューみたいでマジでなんの役にも立たない*5)。
音楽関係はもっと悲惨で、自分はYouTubeで音楽関係を見ることはほぼない。一番、YouTubeと相性のいいジャンルのはずなのだが・・・。
愚痴はほどほどにして、そんな感じで今日も明日もYouTubeを見るのである。10年後にはどういうチャンネルを見ているのであろうか。