これから10年の間に起こること:その1

シンギュラリティなんて言葉があったりして、例のカーツワイル博士*1の予言なんてのがあったりするわけで、世の中は人の都合などこれっぽっちも考えてくれずに、信じられないくらいの速さで変わっていっているのである。


日本のことなら自分でもある程度は予測がつきそうなのでまとめてみた。まあ、ありきたりのことしか書いてないが、まとめてみるとそれなりにインパクトがあったので公開することにした。




・日本の自動車業界は壊滅する


まあ、早い話、

日本車メーカーがハイブリッドで独走する

その時、ヨーロッパメーカーはディーゼル不正がバレる笑

なので白人様はハイブリッドをスキップして「これからはEV!」ってことにすれば、まだ勝負になる可能性があることに気づく笑

日本以外でEV車ブームが巻き起こる笑 ← イマココ


という感じなのだけど、日本車メーカーの無能もなかなかのもので、

  • デザインが異様にかっこ悪いという唯一の欠点を50年以上放置(バカだしプライド高いし無能だしで外国人デザイナーにお願いすることさえ未だに出来ないでいる)
  • 税制や車検制度も極力車メーカーに有利にするようにさせて、中古車や高年式車を維持しづらくさせている
  • これらの巧妙でもなんでもない見え透いたダマシにだまされるジャップのみなさまが手厚くお布施

という感じで、手厚く甘やかされた中で今までやってきて、世界で戦うことのできる体質や体制が極めて弱いというのもある。所詮は典型的なガラパゴス業界なのだ。


すでに日産や三菱は虫の息だが*2、他の会社も同じくらいヤバいと思う。某水平対向屋さんはそもそも水平対向など誰も価値を見出してないということにさえ気づけないほど知能が低いし(ロータリーエンジンとかもありましたねー、あれと同じで喜んでいるのはあんたらだけ)、それになぜかCVTを組み合わせるという超意味不明なパッケージングで信者以外のみなさんを唖然とさせている(アメリカで人気があったというのにねえ・・・、あの人たちは頭まともなのでCVT嫌いなのよね・・・)。某F1屋さんは、唯一日本メーカーでデザインがまともだが、あいかわらず鉄板はペラペラでFFプラスCVTという、運転して1分で退屈してしまうくらいどうしようもない車を作り続けている(まあ、アップルと同じで創業者が亡くなった時点で存在価値を失ってるよね)。そして一番大きいところは言うまでもない。権力を傘にやりたい放題で、どうでもいい名前のついた似たような車を乱発してくる悪癖からはじまり(なぜにハイブリッドのコンパクト車でも2車種用意しちゃうのか・・・、マジで理由がわからない・・・)、全く高級感などないロゴマークの高級ブランドをブランドマークがついただけなのに数百万上乗せして売ってたりと、ジャップからカネをむしるのには何も罪悪感などないようなのである(まあいつも思うけど、買う方も買う方だけどね・・・)。


ちなみにどれも外車とぶつかるとベッコベコに潰れるという特徴があり、「日本車 走る棺桶」とかで検索すると、なかなかとてつもない画像がいっぱい出てくるが、敗北者のジャップのみなさんはこういう画像を見ても、もう目を覚ます能力さえないのかもしれない。


それはともかく、とにかくあとちょっとでタイヤホイールの中にモーターが入って、後は全てソフトウェアで制御された車が主流になるのである。そこまでいかなくても、既に中国では44万円のEV車が売られており、農村部で爆発的に売れているそうだ。こうなると、車の部品点数は極端に少なくなり、様々な電化製品がスマホ一つに集約されたように、多くのパーツメーカーの存在価値がなくなっていくのである。



そして、ソフトウェアが中心になるということは「日本人には無理」ということと同義なのである。自分は日本人がプログラミングした自動運転の車になんか絶対に乗りたくない。それにそんなことを考えなくとも、明らかに他国の車より劣っているだろうから、加速度的にその市場におけるプレゼンスを失っていくだろう。


別に信じてほしくて書いているわけではない。ただ、自分は2000年のはじめににNECが携帯電話市場を席捲し、NECの携帯(N503iとかありましたねー)を持つのがクールだった時代を知っている。今、彼らはどうなっているのだろうか。iPhoneが登場したのは、たった15年くらい前である。時代の進む速度を考えると、日本の車業界はもって後10年であろう。




・日本のものづくり系の産業も壊滅する


これはもう終わっているといってもいいかもしれない。パナソニックの株価を10年分見ればいいかもしれない。どの会社もユニクロよりも価値がないと株式市場からダメだしされ続けている。でも、内部から変われる能力などもう持ち合わせていないのだ。また、法律が厳しすぎて無能な社員を解雇できないというのも国際競争では泣けるくらいの弱点になる。


パナソニックの絶望的なチャート。ファーストリテイリングと比較されたし。


ソニーだって危ない。スマホはもうゴミしか作れないし、PlayStationだって、他のメーカーが作れるくらい特徴がない。正直、ALIENWAREが同じ値段でPCを売ればいいだけの話である。PlayStation StoreはSteamで代替できる。


ソニーPlayStationで何をやらなければならなかったのかは、拙著「「ものづくり」の正体2:なんでこれができないの?編」を参照のこと。



日本のものづくりはいよいよ息の根を止められるのがこれからの10年だろう。




・日本の銀行や証券会社もかなりの数が淘汰される


これも言うまでもないか。預けることに意味がないのなら、冷静に考えなくても存在価値がないことは誰でもわかるだろう。日本株がクソなのもやっとみんな気づき出した。


日本の銀行や証券会社は、残念ながらその役割を終えたのである。存在価値は現状でゼロなのだから、次の10年では淘汰されるのが自然の摂理と言えるだろう。


後に入ってくるのはどうも中華系のデジタル通貨のような気が自分はしてならないのだが(日本人にまともなブロックチェーンのシステムが作れるわけがない)、こうなったとしてもジャップが無能だったからに他ならない。ケンカに負けだだけの話である。




・取り柄のある人とない人の格差はますます広がる


これもよく考えたら当たり前なのだが、何の取り柄もスキルもなくただ生きているだけの人に支払われる対価は今よりもどんどん低くなっていくだろう。昔はみんなが似たような金額で似たように満たされた人生を送れていたのだが、グローバル化が進んでいて、そういった夢のような社会はとっくに崩壊している。


これで落ちこぼれた人たちをいくら山本太郎が救おうとしても、その救う速度より、格差が広がる速度の方が早くなる。


だから、何かできることを一つでも身につけておかないと、かなり厳しい人生が待ち受けることになる。




・数多くの日本の会社の親会社は中国になる


解雇規制の厳しさから無能な日本人サラリーマン社長はリストラさえ満足にできない状況がある。なので、シャープのように中国人がトップにたって40代より上の世代を徹底的にリストラするという傾向もこれからどんどん増えていくだろう。


その場合、無能な日本人経営者と比較して、中国人には15億人の市場と世界にはりめぐらされた華人ネットワークがある。どちらがトップに立ったほうがいいかは、議論するまでもないだろう。


残念ながら、多くの若手社員にとっては、世界を知る中国人にトップに立ってもらったほうが幸せという状況がこれから増えていくだろう。そして、無能な40代から上の世代はボコボコに首を切られるという現象が当たり前になるはずである。なぜなら、今ちょうど50歳前後の人口が多世代と比較して圧倒的に多いのである。




という感じである。


このような状況をまだ理解していない人が多いことに、筆者は信じられない気持ちでいる。時代のニオイをかごうとせず、目を背けて生きるのは簡単だが、筆者にはリスクが大きすぎてそんなことは無理なのだ。


また、巷で頻繁に言われる「日本はもう経済大国ではない」というのもありえないレベルでの大ウソである。100年後だって、日本は他国と比べると超大国である。


ただ、今までの産業はもう必要とはされてないのである。必要されていないことに労力をかけても、それはただの無意味でしかない。


といった正しい認識を持つことがまずは大切なのだと思う。それから次の激動の10年に備えるのが身のためではないだろうか。


*2022年07月06日追記:

続編的なコラムも書いていますので、そちらもよろしければご覧下さい。

*1:あのシンセのカーツウェルってこの人が起ち上げたブランド!

*2:でもほんとにどうなっちゃうんでしょうね・・・