Xiaomi Redmi Note 10 Pro 購入記17:秘密のおまじないでバッテリー延命???

そんなわけで、↓に履歴がバリバリ書いてあるとおり、



結局、CrDroidを使い続ける毎日なのである。


なんだか不満そうな書き出しではあるのだが、それはsweet用のCrDroidのvendorがMIUIであるからであり、それはイコール「カスタムkernelの選択肢が少ない」ということなのである。とはいえ、sweet用カスタムkernelの中ではベストの一つであろうAghisna KernelはMIUIに対応していて(だがしかし、5月31日のビルドからついにMIUIのサポートをやめたようです)まあなんとかなっているというのが現状だったのである。何度も同じことを書いているのだが、sweetでCrDroidでAghisna Kernelという組み合わせはかなり完成度が高く、特に何のトラブルにも遭遇したことがない。動作もキビキビしていて、バッテリーの持ちも悪くない。


そんな中、唯一の不満を挙げるとしたら、たまにバッテリーが果てしなく減っていく現象が出てしまうことだったのである。これは、おそらく「Android System」というタスクが暴走(と表現されることが多い)することで起こるものらしく、例えばCrDroidには自分をPixelシリーズの機器となりすます機能があり、それをONにすることによって、Google Photoのストレージを無制限にする機能があるだが、この機能を使ってしまうと、Google側が「あ、お前Pixelなんだー」といって色々とPixel特有のアップデートをおすすめしようとしてきて、でも実際はPixelではない→永遠にGoogle側がリトライしまくる→バッテリーがどんどん減る、というのがその原理の一例らしい。ただし、この機能をOFFにしても自分の環境ではバッテリードレインがたまに発生する現象は収まることもなく、「まあこういうこともあるのかなー」と思いながら使う日々だったのである。


また、このバッテリードレインはカスタムROMのバージョンを更新したタイミングとかとか一定のきっかけで発生するわけでもなく、忘れた頃に突然はじまり、その気まぐれさにも悩まされていたのだが、ある日XDAをぶらぶらしていると、自分の悩みと似たような悩みを相談している方がいて、それに対するリプライとしてある方が以下のコマンドを打ってみれば?と提案していたのである。

adb shell pm bg-dexopt-job


まあものは試しと自分もやってみたのだが、この相談者の方と違って(相談者の方はわずかにバッテリー持ちがよくなった程度の改善だったらしい)、自分の環境では以前と比べてはっきりバッテリーの持ちがよくなったのである。


どういうこと???&もっと早く出会いたかった、のである。少なくとも自分はこの情報を見たことがこれまで一度もなかった。


さすがにこれでよかったよかったで終わらせるのもナニなので、中身をもうちょっと調べると、「bg-dexopt-job」は「Background optimizing」用のスクリプトということのようだ。つまり、各アプリのバックグランド状態時の動作(つまりは特にアイドル状態時の電力消費のことですかね?)の最適化をこのコマンドを叩くことで再度行ってくれる(=リセットがかかる)ということらしい。


このコマンドを叩いた後(自分の環境では数分待たされたので、お試しされる方はドキドキされるかもしれません)、間違いなく気のせいではなく、バッテリーが以前より持つようになったのである。バッテリードレインの問題は解決したと言ってもいいと思う。つまりついに自分のsweetちゃんは問題をオールクリアして完璧になったわけだ。


情報を提供してくれた方には感謝しかない。また、Aghisna kernelの作者さんが、Aghisna managerというのを提供されていて、それを使うと、adbコマンドを打つことなくボタンをポチっとするだけで最適化してくれるらしい。


結局、唯一の不満点も解決したし、5Gもいらないので相変わらずsweetちゃんが最強なのである。Redmi Note 12 Turboへ浮気しようと思っていたのだが、そんな気さえなくなるくらいsweetちゃんはここにきて絶好調なのである(まあでもそのうちRedmi Note 12 Turboは買うと思いますが)。


*2023年06月16日追記:

Developer optionsの「Mobile data always active」をオフにせよ、というのもXDAのスレッドに出ていたのでやってみました。効果は今のところ全くわかりません。