2019年初頭の半島事情

しつこいが相変わらずマスコミは芯を食った報道ができていない。さすが便所の落書き以下である。存在価値がないどころか、いるとデメリットだけが生産され続けるというポジションで人生の貴重な時間を費やしていくのはどういう気持なのだろうか。とにかくあらゆる意味で救いようがない。もはやただの排気ガスでしかない。


ただ、今回はまだマシだと思われる右系の方たち*1も大きく方向を見誤っている。よって、日本全体が危険な状態に陥っている。


朝鮮半島は2つの国が統合に向かって共に歩んでいるのだ。今、その動きは加速している。日本は統合前提で物事を考えた方が身のためだ。


現在の韓国ムンジェイン政権は北朝鮮による傀儡政権である。彼はとにかく、(1)米軍を追い出し、(2)統一国家を成立させようとしている。これが実現すると、韓国の人口が5千万人ちょっと、北朝鮮の人口が2千5百万人ちょっとなので、人口7千5百万人の新国家が突然現れることになる。また、この国家は核兵器を保持している。


ちょうど世界経済的にGAFAの勢いが頭打ちで他に材料も出尽くしている感がある中で*2、日本以外の先進国はこの動きを紆余曲折あるポーズをとりつつ*3、最終的には大歓迎するだろう。インフラ含め、元北朝鮮エリアへの投資はかなり金額の大きい投資になるだろうし、成長率も最初の5年くらいは二桁成長は固い。


問題はこの新しい国がどこの国の下に入るかということだ。アメリカなのか中国なのか。地政学的には接している中国が有利だ。中国元中心でドルに頼らなくていい経済圏を広げていきたい中国の意向と、朝鮮半島統一を願う韓国&北朝鮮2カ国の利害は一致している。その場合、彼らの矛先はアメリカではなく(強すぎるので)とりあえず日本に向いてくることは間違いない。あらゆる手段を使って今以上に日本を弱体化させ、富を収奪することに全力を傾けてくるはずだ。


徴用工やレーダー照射等々の現在の日韓間の問題はこのベクトル上で考えると、極めて理にかなって自然である。彼らは別に気が狂っているわけではないのだ。統一後にはもっと強気に出ることができることをしっかりと見越した上で、彼らは行動している。だから、無意味に体力を消耗するだけなので、日本人がこれらの問題に過剰に反応して怒り狂うのは愚の骨頂である。韓国は経済状況が悪いし、日本だけを見て育ってきたサムスン現代自動車は、今後XiaomiやBYDと競争して勝てる可能性はまずない。一刻も早い統一により、国家というシステムのリセットで種々の問題までリセットしたいのだ。


冷戦下でアメリカとソ連に引き裂かれた半島の2つの国が、今、同じ民族として主権を取り戻すためにあらゆる手を使って動いている。それは、原爆バンドにからかわれているのにそれを擁護して夢中になっている我が国の知能の低さとはあまりに対照的だ。この動きを見誤ってはいけない。日本以外は統一に対してのデメリットが皆無である。だから、統一が各国のポジティブな空気を受けて達成される可能性は現状極めて高い。

*1:まあ、ピンとくる人はほとんどいませんが

*2:昔なら適当に中東あたりで戦争起こしてたんでしょうが

*3:ポーズだけで最初から超ルンルンなのは間違いない