あなたがApple信者ではない場合*1、なのに割高なiPhoneを使い続ける理由、イコールなぜに頑なにAndroidを使おうとしない理由。これにはただ一つしかも絶対的な理由がある。「Androidのタッチ精度はマジクソ最悪」であるということだ。
自分はiPhoneは3Gから、AndroidはXperia*2でバージョン2.3の頃から使っている。当時、両者を使って真っ先に感じる違いはタッチ精度の差で、手に吸いつくようなiPhoneのタッチ精度は初期の頃から完成されていた*3。アメリカ人が両手でiPhoneを持って、親指2本でバリバリにタイピングをかましているのを見てAndroidでちょこっと文字を打っては誤認識され打ち直してを繰りかえしている自分はとてつもない衝撃を受けたものだ*4。
その後、AndroidもiPhoneを凌駕すべく各メーカーがよってたかって改良し、ハード面、ソフト面の両方で劇的に改善されていくのだろうなー、楽しみだなーと思っていたのだが*5、少なくとも自分がAndroidに見切りをつけてiPhone 6Sに戻るまではどの端末も余裕でクソなままだった。
なので、実際iPhoneからAndroidに戻る時はBlackBerry Key2(https://en.wikipedia.org/wiki/BlackBerry_Key2)を買おうと真剣に思っていたぐらいだった*6。これならタッチがどうこうと悩むことはない。Key2に関しては、巷の評判も悪くなかった。
ただし、Key2に関しては値段が未だに64GBモデルで5.5万円ぐらいする。今さら物理キーボード?という気持ちもあった。ヘッドフォン端子の廃止や不当に高い価格からすると、遅かれ早かれいつかはiPhoneから離れなくてはいけない。なのだが、その移行先がKey2で正解なのか?どうも自分にはそう思えなかった。
そんな事情の中で以前から注目していたOnePlus 6を買うことにした。Androidのアラーム登録数問題(前回の記事で言及)はクリアできたといえ、タッチ精度はそう変わるものではないと思っていた。タッチ精度に苦しむのは覚悟の上で、そのデメリットを受け入れてでも先に進んでみよう、と思ってOnePlus 6を購入したのだった。
で、実際使ってみたところ、なんとこれが拍子抜けするくらい問題がなく、すこぶる快適に文字入力ができている。俺は何を今まで心配していたのだ?とアホらしくなるくらいである。(1)最新のスナドラのパワーのおかげなのか、(2)チューニングされたOxygenOSのおかげなのか、(3)Gboard(Google提供のキーボードアプリ)のおかげなのか、(4)そもそもAndroid9.0で大幅な改良が加えられたおかげなのか、(5)その全部なのか、理由はわからない。とにかく今は幸せにサクサク文字入力ができている。つまりは、Androidにおける自分的な不満がついに全て解消されていたのだ*7。サクサクぶりは体感ではiPhone 6Sをしのいでいる。
タッチ精度が改善されたのであれば、もうiPhoneに戻る理由は自分の中では完全になくなった。ここまでサクサク入力できるのであれば、タブレットもAndroidの最新のものに買い替えてもいいように思っている*8。
それにしても、OnePlus 6は本当にいいスマホで今のところ何も不満がない。悲しいが日本のメーカーが作っているスマホで現状これを凌駕できる機種は存在しないだろう*9。時代の移り変わりを強く感じさせてくれるデバイスだ。少なくともこの分野では値段だけでなく品質含めた製品としてのクオリティでも日本は負けたのだ*10。
*2:ドコモのXperia arc SO-01C
*3:あまりの違いに、iPhone側はジョブズが相当のダメ出しでチューニングさせたんだろうなーと思っていたものだ
*4:だから片手で操作がどうのこうのという理由でiPhone SE推しのユーザーの主張はいまいち気持ちがわからなかったりする
*5:そのスピード感や熱がAndroid陣営の魅力だと思っていたのだが・・・
*6:買う寸前まで何度もいっている
*7:まあ解消まで登場から10年近くかかってるけど
*8:現在は、名機Xperia Z3 Compact Tabletを使っているがさすがにもう限界
*9:自前のカスタムOSを駆って世界で戦えるメーカーはもう日本からは出てこないんじゃないかな
*10:デザインでも負けているところが時代を感じますね