Xiaomi Redmi Note 9S 購入記1:違うの、好きになった人がたまたまRedmi Note 9Sだったの編

というわけで、突然のお別れと出会いなのである。OnePlus 6からXiaomi渾身のミッドレンジスマホRedmi Note 9Sに乗り換えた。


乗り換えた理由はOnePlus 6を家の玄関で落下させてしまい、液晶が全く映らなくなってしまったというアクシデントによるものなのだが、そろそろ買い替えかなー潮時かなーと思っていたのもあった。スマホは1年くらい使うとボロボロになってくるものだ。


*ちなみに、このOnePlus 6は自分の生活を豊かにしてくれた恩人なので、割れたスクリーンとへたったバッテリーの補修部品はアリババの6.18セールで注文してみた、これにて成仏して頂く予定である*1


OnePlus 6は素晴らしいスマホで正に名機と呼べる機種なのだが、以下の点で不満があった。

OnePlus 6のネガティブポイント

  • SDカード使えない(おまえはiPhoneか)
  • ストレージがなんか遅い
  • Bluetoothの接続が微妙に不安定というか、いまいち自分のカーオーディオにさくっと繋がらない*2
  • カメラが弱い、特にマクロが弱い
  • マイナー機種すぎてケースや液晶保護フィルムを入手するのに苦労する(特に田舎では)
  • ブートローダーをunlockすると、起動の度に警告が出て起動が止まる


特にブートローダーの件は致命的である。何をしようと買った側の勝手なのだ。OnePlus 6は死ぬほどメジャーどころのカスタムROMが出ているので、こんなに遊べる機種もない。余計な警告にはなんの意味もなくただただ邪魔なだけである。


また、カメラが地味にしょぼいのも限界を感じる一因だった。自分はSNSを全くやらないので、カメラの性能は関係ないと思っていたのだが、メモ代わりに写真を撮ることが意外に多く、また、メルカリに出品する商品の写真をささっと撮りたい場合もOnePlus 6のカメラのしょぼさ、特にマクロのしょぼさには不満を感じていた。


カスタムROMに関係するのだが、頻繁にROMイメージを書き換えたりする場合は、内蔵ストレージを一切使わないで、全てのデータをSDカードに入れておいた方が楽だということもわかってきた。そうしておけば、携帯を変えた時もSDカードを挿し直すだけである。それに冷静に考えたら、SDカードが挿せないことのメリットなんてなにもない。


さらに、1年くらい使った時のあるあるなのだが、

  • バッテリーがへたってきた(通常使用で不便を感じレベル)
  • USB-Cポート周辺の塗装がはげてきた


あたりも不満として出てきた。特にバッテリーの問題は深刻だった。


そしてダメ押しとして、

  • OnePlus 6用のAndroid10に対するOnePlusのやる気のなさ


もなかなかひどいものがある。何度か記事にしているが、OnePlus 6用のAndroid10のビルドは相当に品質が悪い。出ているだけマシとも言えないくらいの低レベルなのだ。せっかくのOxygenOSの素性の良さも台なしで、トラブルしか起こらないひどいビルドを連発している。そのうちアップデートで直るんじゃないかと思っていた致命的なバグもOnePlusのフォーラムを除くと直ってないようだ。まあ、メーカー内の優先順位がどうしても最新機種になってしまうのはしかたがない。気持ちはわかるのだが、こういうのを目の当たりにすると潮時かなーという気持ちは大きくなってしまう。


さて、だとしたら、次はどの機種を買えばいいのかという話になる。自分の希望はだいたい↓の感じである。

  • DSDSは必須、ドコモと楽天UN-LIMITのSIMを同時に使いたい
  • SDカードが挿せるというのもできれば必須条件にしたい(つまり上記と合わせてトリプルスロットが望ましい)
  • ヘッドフォン端子もやっぱり欲しい
  • できればOnePlus 6くらいのCPUパワーが欲しい
  • マイナー機種ではなく、世の中に数多く出回っている機種で、多種多様なカスタムROM生活を楽しみたい


この中であきらめられるとしたらSDカードはまあ許せるといえば許せるので、OnePlus 7 PROあたり(使っている人には極めて評価が高い)も考えたのだが、ヘッドフォン端子がないし、値段もそんなに下がってないので(2020年6月19日時点で$589.00、これならOnePlus 8買うかな・・・)、これ!というズバリドンピシャ感はない。というか、正直、今世に出ている端末で本当に欲しくてたまらないという機種はないのである。どれもこれも、OnePlusの迷走が悪いのだが・・・。


ということで、色々考えているよりも手元にスマホがない方が困るので、とりあえずのつなぎのスマホを買うことにした。なぜなら、悩んだり調べたりするのがバカらしくなってしまうほど、安くていい感じの機種が最近出回りだしたのだ。候補は、XiaomiのRedmi Note 9SとOppoのA5 2020だ。恒例のスペック比較は↓な感じ。

スペック比較表
OnePlus 6 Xiaomi Redmi Note 9S Oppo A5 2020 Sony Xperia 10 II iPhone SE 2020
発売日 2018年5月21日 2020年4月30日 2019年10月15日 2020年5月5日 2020年4月24日
CPU Snapdragon 845 Snapdragon 720G Snapdragon 665 Snapdragon 665 Apple A12 Bionic
メモリ 8GB 4GB/6GB 4GB 4GB 3GB
ディスプレイ 6.28インチ 19:9 有機EL 6.67インチ 20:9 IPS液晶 6.5インチ 19:9 IPS液晶 6インチ 21:9 有機EL 4.7インチ 19:9 IPS Retina液晶
解像度 2280x1080 2400x1080 1600x720 2520x1080 1334x750
ppi 402 395 296 457 326
メインカメラ画素数 1,600万画素 4,800万画素(4眼) 1,200万画素 1,200万画素 1,200万画素
F値 F1.7 F1.8 F1.8 F2.0 F1.8
バッテリー容量 3,300mAh 5,020mAh 5,000mAh 3,600mAh 1,821mAh
サイズ 155.7x75.4x7.8 165.8x76.7x8.8 163.6x75.6x9.1 157x69x8.2 138.4x67.3x7.3
重量 177g 209g 195g 151g 148g
SDカード 使えない 使える(最大512GB) 使える(最大256GB) 使える(最大1TB) 使えるわけねーだろボケオラ
Antutu v8 361761 252179 168316 153504 450860
参考価格 約42,000円 10,890円(goo Simseller特別価格、通常価格は4GB/64GBモデルで24,800円) 1,430円(goo Simseller特別価格、通常価格は26,800円) 約$360(香港のexpansysの価格を参照した) 44,800円(64GBモデル)


こうしてみると、あらためてiPhone SE 2020のAntutu450860という恐怖さえ感じるハイパフォーマンス&4万円台というコスパお化けぶりが明らかになるのだが(何も考えずに使いたい機種としては史上最強なのでは)、バッテリー容量やカメラの性能はやはり今どきから考えると相当にしょぼいか。iPhoneでやりたいことが全部できる人にとっては、この機種はマストバイとも言える素晴らしい端末だ。おそらく歴史に残る名機である。


また、SonyXperia 10 IIも意外と悪くない。見た目はなかなかかっこいいので、Redmi Note 9Sに飽きたら買い替えてもいいかなと思うくらいだ(実際は、2つめのSIMスロットがSDカードと排他なのでちょっと厳しいか、CPUもちょっと力不足か)。


それはともかく、では残りの本命の2機種はどうかというと、OnePlusの親会社Oppoに肩入れしたい気持ちもあるが、XiaomiのRedmi Note 9SがA5 2020よりは全てのスペックにおいて一段格上の印象である。特にA5 2020は液晶の解像度が大きさの割にはしょぼすぎる。なので、さして迷うこともなく、Redmi Note 9Sを選ぶことにした。いずれにしても、そのうちスナドラの8XX系でいいのが出たら乗り換えるつもりなので、つなぎとして1年くらい使えたら十分なのだ。


で、NTT系のgoo SimsellerがOCNモバイルのSIMとのバンドルが条件で、Redmi Note 9Sを10,900円で売っているので発注してみた。ちなみに、MNPであれば、さらに5千円引きの5,900円である。狂気としかいいようがないが、安くて困るということはない。自分は、PayPayのキャッシュバックが欲しかったので、PayPayモール店の方で注文した。現在、相当人気があるようで、運が悪ければかなり待たされる状態らしいが、自分の場合は2020年の06月20日(土)に注文して、06月22日(月)に届けてくれた。色はキモヲタブルーオーロラブルーにした*3


という感じで、手元にRedmi Note 9Sが届いたのである。自分は標準のMIUIで使う気はゼロなので、現在unlock申請の勾留期間中である。とりあえずは、楽天UN-LIMITのSIMを挿して使ってみているが、ファーストインプレッションとしては、

  • バッテリーの残りを気にしなくていいというのは精神的に相当に楽
  • CPUの速度は相当いい感じ、スナドラ6XX系とは体感的にはっきり違いを感じることができる
  • 209gという重さは全く気にならない
  • 液晶が思った以上にダメ(いわゆるギラつきがかなりある)、眼に刺さります


という感じである。何度もこのブログでは書いているが、最近のネットのレビューや評判というのは全くアテにならないものだ。これが1万円で手に入るのならとりあえず手に入れてみた方がいいと思う。晴れて脱獄できてカスタムROMで遊ぶのが楽しみである。

*1:全然届く気配ないけど・・・

*2:これに関してはiPhoneは超優秀、というかどのメーカーもiPhoneで繋がればokと思っているということか

*3:実は白もかなりいい感じの色だったりする