大きなキャバクラの木の下で

例の新潟インシデントの件はマスコミでは相変わらず芯を外しまくった報道が続いている。正に便所の落書き以下である。


なので面倒だがちょっとは自分で考えないといけない。どうでもいいけど考えてしまったのでメディアでもネットでもあぶり出されていない部分を視点を変えて書き出してみる。




まずは、何よりも社会として襲われた方へ寄り添う姿勢を見せないといけないだろう。日本という社会は、日本人はあなたの味方をするよ、と。自宅で襲われたのだからその後どうなったか、今は安全が確保されているのかを、まずは取材して報道するべきでは。この視点が欠けているのでずっと唖然としっぱなしである。


また、これに関連して「日本はどうなってるんだー」と三流インテリのみなさんが発狂されているが、これは意味が通っていない。みなさんが心から愛し地上の楽園と考えている欧米(笑)*1のほうがレイプなど性犯罪の発生率は圧倒的に高い。崇めている社会を目指し、日本という国を日々辱めているのに、性犯罪の発生率だけを現状並にキープしようとするとかいうそんな都合のいい話は存在しない*2


犯人は不起訴になっている。強姦未遂で不起訴になるのはよっぽどなことだ。ここもどうしてこうなったのかが全く取材されていない。おそらく何らかのディールがあってできないのだろう。


松本人志の件はいい感じで叩かれているが、対象者には昔から噂があったそうだ。

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だから、ポリコレ的にはもちろんアウトだがそういう話だけではないのだろう*3ツイッターで知能の低い単純な人たちを醒めた目で見つつ、松本人志はリスクを承知の上で今回の発言をしたと考えた方が利口だろう。


全ての悪の根源は「総選挙」という名の集金システムである。今回の犯人グループは太客として総選挙で莫大な投票を行うことができ、故に排除できない力を持っていたらしい。当たり前だが、選挙と名乗るのであれば一人一票で公正に行った方がいいということだ。このグループの負の側面には全てこのインチキな総選挙のシステムが関わっている。


今回一番疑問に思っているのは、マスコミは無能だからしょうがないとして、ファンからも「不買」の話が出てきていないことだ。後述するが、このシステムで運用している場合、金がまわらなくなるのを運営側は一番恐れているはずだ。今、ファンができること、「レイプされかけ、なのに現状を変えたくて、勇気をふりしぼって内部告発に踏み切った若い女の子」*4に対して、唯一あなたに寄り添っているという意思表示を伝えることのできる手段は不買なのだ。




母体についてもまともな論考を読んだことがないので総論してみよう。あれは、日本最大のキャバクラチェーンなのだ。彼女のいない男が実際に歓楽街に行くのではなく、SNS等を駆使してオキニの女の子をお手軽に応援することができる新時代のキャバクラなのだ。実際に街に繰り出す必要がないので、空いた時間で気軽にお金を使える(使わさせる)のもよく考えられたシステムだ。自分の様に、お酒があまり飲めない人間にはこういう仕組みの方がマジもののキャバクラよりも合っているというのもある。真面目で息抜きの機会が少ない日本人向けに考えられたよくできたシステムだ*5


なのでトップは表向き作詞家を名乗っているが、実態は女衒の胴元なのだ。だから、傘下の地方支店で起こったキャストの内ゲバになんか興味があるはずがない。また、今回の様に警察沙汰にならないような対策もあらかじめしっかり行われている。女衒なのだから*6


あなたがこのシステムにどうお金を使おうとあなたの自由だ。だが、こういう仕組みで成り立っていることは知識として知っておいた方がいい。それに、無邪気さにつけこんであなたの金や気持ちをむしりとろうとするシステムはこのグループに限らずそこらじゅうに存在する。このダマシに近いシステムにかすかな救いがあるのは、今回の被害者の方のようにそれでもお客さんに向けて誠実であろうとする若い女の子がいるということだ。




もうちょっと大きい日本社会という枠組みでさらに今回の事象を考察してみよう。その場合、考察の対象が女性と女性の集団であるため、ポリコレ的にタブーな物言いに気をつけなくてはならないのだが、キレイ事をこんなブログで書いても意味がないので、わかった上でリアルな現実を挙げてみたい。


まず、改めて思うのは女の人生はそれなりに大変だということだ*7。たとえ美人に生まれたとしてもこの様に歌ったり踊ったり、臭いおっさんの手を満面の笑みで握らないといけない人生を自ら選択する人もいる。これでも他の選択肢よりまだマシだからだろう*8


また、これも絶対に言ってはいけないことだが、女は隣の女がどうなろうとあまり気にしていない。今回の件では、仲間の女性が助けてくれたらしいが、それ以上に足をひっぱった女の数が多かったみたいだ。キレイ事で生きるのは簡単だが、実際に他の女の幸せを喜んでくれる女はそんなにいないということはわかっておいた方がいい*9




最後に。今回の件は間違いなく「metoo案件」である。伊藤詩織の時と違って、パヨク界隈のmetoo一派が全く騒いでいないのは不可思議かつ滑稽だ。この現実から判断すると、つまり伊藤詩織のケースは、被害に遭った女性に寄り添い、弱者の立場を改善しようというのが本丸ではなく、インシデントを利用した倒閣運動でしかなかったということだ。つまり、この場合日本の社会の女性の立場は別の目的のために狡猾に政治利用されただけ*10、ということになる。


だから、もし日本のシステムがクソであなたが何かつらい目にあったとしても、この現実が教えてくれるように、弱者に寄り添うポーズを示しつつ日本を辱めるのを使命としている人たちは、決していざという時にあなたに寄り添ってくれなどしない*11。筋違いのまとめになってしまうが、今回一人の女性の勇気があぶり出し、我々に日本社会の病理として見せてくれたのは、こんな正義の味方のフリをして日本を貶める存在たちの正体で、改めてその社会における声の大きさに絶望させられるのである。

*1:くどいがそんなものは存在しない

*2:なので盲目的な欧米(笑)の後追いは意味がないのだ

*3:じゃなきゃ言わねーだろっていうのを考えずになぜすぐ集団ヒステリーを起こす?

*4:こうして書くと相当勇気と覚悟いるわな

*5:正直、仕組みについては考えたやつは天才だと思う

*6:しかし、いつもの様に握りつぶされなかったのかはなぜなのだろうか?

*7:こういう発言はポリコレ時代だとNGだと思うが、男と比較しているわけではない、男の人生も違った意味で大変である

*8:主婦という選択が高度成長期にはあったのだが

*9:繰り返すが男にだってそういう人はもちろんいる

*10:これは女性に対する冒涜じゃないのか?

*11:まあ拉致問題なんかが典型ですね