ウクライナ戦争シリーズ09:実際に現地に行ってきたっす!、という話

というわけで、まあ色々あってウクライナに行ってきたのである。なんで核攻撃が噂される時期にわざわざ行ったの?ときかれても、それはそれなりに理由があるわけで、男が体を張るというのはこういうことなのである(女の場合は代わりに例えばパパ活とかになるわけで)。まあ、自分は自分がミジンコ以下の存在であるという自覚があるので、なんでもできるのである。


また、以前↓のコラムで書いたようにこういう状況下では日本という国自体が自分を助けてくれることなんかありえないこともわかっていたので、「政府からの退避勧告ガー」とか腐れファック野郎共がぬかしているのは何の意味もなさないのである。この手の「技適があるかないか」みたいのにいちいち発狂するファッカー共はネット上にはいつだってある一定数存在するのであるが、とにかくそんなやつらの意見なんて宇宙空間のチリレベルの価値しかなく、そんなノイズに耳を貸す必要はないのである。早い話、何があろうといい大人が自分で決めた行動に発生する責任の種類は、自己責任という物でしかないということなのである(まあ、数秒立ち止まって考えてみれば当たり前の事だわな)。



*ちなみに、他の国がそうだからという理由だけで、現状キエフで活動を再開しているという体を装い、実態はナニなんじゃないかという噂がある某国の在ウクライナ大使館については、自分は真偽もわからないし、興味もないので、マジでどうでもよかったりする、あの手のやつは期待するだけ疲れるだけなのである





という枕なゴタクはさておき、まずどうやってウクライナに入ったかという旅程については個人としても後で振り返りたいのでちらっと残しておくが、以前のようにウクライナの都市に飛行機で直接飛ぶことは当然だができない。多くの日本人と同じように、自分はポーランドワルシャワ)経由でウクライナ入りした。


ワルシャワからウクライナへの行き方はかなり人それぞれだが、ほとんどの日本人はバスでウクライナ入りしているっぽい(その場合、ワルシャワから直接と、クラコフまで行ってそこからバス、という2通りが主に使われているようですね・・・)。これは安いからという理由もあるが、チケットが圧倒的に取りやすい、というか鉄道のチケットが取りづらいということにあると思う(日本からはウクライナ国鉄のサイトには繋がらないですよね???)。だがしかし、バスの場合は鉄道と比べると、ポーランド<->ウクライナ間の国境を超えるのが非常に大変で、(1)とにかく待たされる、(2)鉄道と比べると変に入国検査が厳しい、とかで、精神的なストレスが多く、対して鉄道の場合はというと、どういうルートを取ろうとも、最終的にウクライナ国境に最も近い乗り換え駅があるプシェミシルという駅で、ウクライナ行きに乗り換える必要があり(つまり、バスと違ってワルシャワとかクラコフからの直行便は存在しない)、どっちが楽なのかには諸説あってどっちの言い分もわからないでもないのだが、自分は今のところ鉄道派なのである。


*ちなみに鉄道のチケットも裏技というほどではないのだが、とあるルートで余裕でオンラインで購入可能です


もうちょっと現地からのレポートとしてブレイクダウンして書いた方がわかりやすいと思うので、さらに書き進めるが、

バスで国境を超える場合の「(1)とにかく待たされる」、については、

  1. とにかくめっちゃ渋滞している、ポーランド側の出国審査に入るまでに停車したバスの中で1時間くらい待つことになる(まあ、そりゃそうだ、戦時中なもんで、しかも1時間なら短い方らしい)
  2. 国境審査が2回ある(当たり前だが、それぞれの国で、出国審査(ウクライナに行く場合はポーランド側)と入国審査(ウクライナに行く場合はウクライナ側)が行われる)
  3. 上記の審査について、ポーランド側がもうちょっと頑張れるんじゃないか?というくらい、あまり協力的ではなかったりする(なんというか、やる気がなさげというか、とにかく色々と遅い)

あたりが、

そして(2)の「鉄道と比べると変に入国検査が厳しい」については、

  • 鉄道と比べるとポーランド側の出国審査が変に厳しい(出国するだけなのにすげー色々質問される)

なんかが主な理由である。ちなみにポーランド側が遅いと書いたが、国としては兵器あげまくったり、これ以上ないくらいにウクライナに寄り添ってサポートしている国である。だからこそ、この国境のあれこれについてはもうちょっと頑張れるような、という気がするのである。どういう事情があるのかいまいちわかってないのだが、移動の自由があるウクライナ人の女性に関しては、国境を今もみなさん頻繁に行き来しているようで、ボーダーコントロールは時間によっては本当に混み合っているのである。


*余談だが、自分がバスでウクライナ入りした時は変にポーランドの出国審査の人に詰問調で対応されたのだが(まあ、その人がすっげー若い青年だったからはりきっちゃったのだと思われます)、逆にウクライナからポーランドに鉄道で入る時のポーランド側の入国審査の若いお姉さんはずっとスマホYouTubeを見ながら対応してくれて、自分の方には全く気がまわってませんでした笑、なんなんだこの差は・・・


それに対して、鉄道に関してはプシェミシルの駅でポーランド側の出国審査が行われ、ウクライナ側の入国審査は鉄道車内で行われる(ウクライナポーランドの逆向きの場合は出国審査はあったりなかったりする)。なので、これに関しては鉄道を使った方が圧倒的にストレスが少ない。ただし、鉄道の場合はプシェミシルの駅で出国審査を受ける際に外で並ぶ必要があって、寒風の中で1時間以上待つのはなかなかというか相当厳しかったりするので、それを避けるためにバスを使うのも全然アリである。ここは季節や鉄道を使う場合のクラコフ→プシェミシル→リヴィウという乗り換えの際の待ち時間なんかをバスを使った場合と比較して決めるのがいいだろう。自分は今回は、ほぼ鉄道を使った。


大体の位置関係をこの地図でご参照されたい。一番上にワルシャワがあり、下の方の左側がクラコフ、線路がハイライトされているところがプシェミシル<->リヴィウ間の鉄道ルートである。ちなみにこのルートの所要時間は時差を考えない場合は単純に2時間という感じ(時差を考えるとウクライナポーランドの方向だと1時間戻されるのでタイムワープして50分とかになる)。また、クラコフ<->プシェミシル間に「Rzeszów」と表示されている街は、日本語で「ジェシュフ」と呼ばれている街で、あまりにプシェミシルが小さい街なので、ウクライナ人がちょっとだけウクライナから逃げたいという場合の主たる拠点になっている街である。





という感じで、ウクライナに入ったのである。今回自分はウクライナ西部に滞在したし、自分がいた間にロシアがミサイルを撃ってくることはなかったので、キエフの状況と違って(マジで停電だらけらしい)自分も含めた人々の生活はまあ普段どおりという感じだったが、それでも、停電は起こる時には起こるし(深夜帯はわざと停電する時間を作って電力を自発的にセーブしている感じ)、日本でいうJアラートみたいな「ミサイル飛んでくるかもー」みたいな警告は携帯にバンバン飛んでくるのである。まあ、日本と一緒でミサイルなんか警戒しようがないので、唖然とすることしかできないのだが、それでもマジっぽい時はみんなホテルのロビーとか地下フロアに集まったりすることもあるそうだ(ただ、過去のケースに関しては西部に飛んでくるミサイルに限って言えば、かなりの割合で迎撃できているらしい)。


また、リヴィウに関しては特に土日の人出を見ると、明らかに戦争前よりも圧倒的に増えており、戦争中の国とは思えないほどにぎわっていた。そもそもの人口が増えているようにも感じて、おそらく東部から、というか主に首都キエフから一時的に避難している人とか家族が多いように感じられた。


そして、自分がいたく関心したのは、多くのお店が停電時ではなくても進んで店前に置いた発電機を使って発電していたことである。他社への思いやりや戦時下の国の国民の一人として何かしたいという気持ちがそうさせているのだろうが、こういう真心というか人としての基本的なレベルに対する民度は現代ジャップが完全に失ってしまったものであり、自分は悲しくなると同時に彼らを心底うらやましく思った。


現地事情をよくご存知ない方のために、だいたいの物価の雰囲気を紹介するとすれば、ビールは日本とくらべて激安(ウクライナ産のクラフトビールがパブで500mlで1ドルちょいくらい)、携帯料金も激安(ギガ数無制限(といいつつやんわりとした上限はあり)のSIMが500円/月くらい)、だが、その他に対しては正直日本と変わらないか、日本より高いくらいである。確かに、戦争がはじまる前よりは全体的にそれなりに物価が上がっているが、戦争前の状態を知っている自分としては、元々ヨーロッパ最貧国と言われているウクライナの物価は日本の物価とあまり変わらなかったか、下手したらカフェのコーヒーやレストランの食事は日本の方が安かったくらいなのである。ウクライナには国民的とも言える、ウクライナ料理を出す「プサタハタ」という食堂チェーンがあるのだが、そこでさえボルシチとおかず一品とライスかパスタと組み合わせていくと、すぐに1,000円を超えてしまうので、これは単純に松屋なんかと比較すると、日本の方が安いのである。コーヒーについても「Lviv Croissants」というクロワッサンを使ったサンドイッチのチェーン(自分はそもそものクロワッサンの味が平凡すぎるのでそんなにファンではないのですが、なぜか人気があって店舗数は非常に多いです)が、全国にあるのだが、そこのコーヒーはラテなんかで一杯150円くらいなので、これも日本と同じと言っていいだろう。タクシー(自分はUberだが、Uklonという方が若干ではあるがウクライナではポピュラーだと思われる)に関しては、微妙なところで大体、どこに行っても一回500円前後という感じであるが、まあ日本だって初乗り500円くらいだろうし、そもそもUberは普通のタクシーより明らかに安いので、これも下手したらもはや日本と同じかちょっと高めと言ってしまっていいくらいになってきてる気がする。


リモートワークなんかで気になるインターネット接続に関しては、ウクライナ国内では停電時以外は困ったことは全くなかった。むしろ、ポーランドや他のEU国と比べると断然にマシなくらいである。スループットもいいし、日本のサーバーへの到達性も素晴らしい。というか、長年の疑問なのだが、なぜヨーロッパ(というかEU国)はあんなにインターネットが遅いのだろうか(まあ、日本もある理由でインターネット遅いですが)?

*ちなみに日本のクソ理不尽なインターネットの遅さについては、以下↓で詳しく解説しているのでご参考まで





また、愚痴になってしまうようで申し訳ないのだが、滞在中に戦時中の国から母国ジャップランドを見て思うことも色々あった。それについては以下に殴り書いてみたのでよろしければご一読を。

  • 滞在中、いちおう日本のウクライナ関連のニュースも流し聞きするレベルでチェックしていたのだが、そのクソぶりには現地にいるだけになおさら心底うんざりさせられた。そもそも、報道が明らかにロシアよりだし、内容もクソ&クソという中身のないものが多い。日本のエースは相変わらず薄っぺらい解説をレペゼンし、他のクソ野郎は、相変わらず「雨が降っている時に外に出たら濡れます!」のような自明な話を長々とさも難しそうに語っているだけである(マジでバカじゃねーの?一生地下室かなんかにこもってクソみたいな研究だけしていればいいのに、世の中に出てくんな役立たずが)。滞在中に日本のエースが「リヴィウベラルーシから攻め込んでくるという観測がある」とほざいていたが(というか言わされていたのでしょうが、確かに一部専門家による観測があったのは事実ちゃ事実)、これを現地の識者に確認したところ「そんなのあのチンポコロシア野郎共にできるわけねーだろ。国境からリヴィウまで250kmある。今までのやつらの輝かしい最高到達記録はたった80kmだぞ。なんで、リヴィウまでそんなクソ野郎共が到達できるんだよ笑笑。そもそも、リヴィウポーランド近辺の国境なんてウクライナ軍&アメリカ&NATOで事務所総出で徹底的に監視してるわ笑笑。」ということであった。悲しいかなこれが日本のエースの実力である、というか、なんとかロシアにプラスになるように必死に頑張る、見苦しくも無理矢理あんたを媒介としてクソ情報を言わされるというのはいい加減断れや(そのシケた言わされているぶりにも涙が出てくるっつーの)。どっちにしたってもう敗北はとっくに決まってんだよ。男なら潔くあきらめろや。
  • またこの話が出た番組では別の日にわざわざ時間を作って「EU各国からの戦車の提供が正式に決まって、これはポーランドリヴィウキエフウクライナ東部というルートの鉄道網を使って運ばれてくる、これはけしからん、ミサイル攻撃で鉄道網を潰した方がいいのではないか?」という聞き方で(もちろん、ここまであからさまな聞き方ではないですよ、でも・・・)クルクルパーがゴミクソ専門家に質問していた。なんだよそれ笑笑。わざわざ、フリップを使って詳細にそんなこと質問してどーすんだよ。クソにも加減ってものがあるだろうが。そんなものに番組の時間をわざわざ浪費する必要がどこにある???それをそのカス以下の番組でレペゼンしたところで、お前らが応援している側の国に何かが有利に働くわけがないだろ。どうせ老人しか見てないのに。いいか、お前らの信奉している共産主義ってのは遠い昔に社会実験されて何をどうやっても失敗どころかありえねー悲惨な結果になるだけってのが複数の国でとっくに実証されてるんだよ。そんなことすら知能が足りなすぎて理解できないってのはわかってるからさ、だったら一生死ぬまで敗北者としてだまっておとなしくしてろやボケ。学生時代にモテなかった恨みを社会にぶつけんなカス。
  • そのアホメディアがこぞってドヤって使っている「キーウ」という呼称は、やはり「クロワッサン」レベルのチンポコカタカナ英語であった。現地で「I go to Keeu tomorrow.」と行っても誰にも通じないし(マジで「は?」って言われるだけ笑笑)、ウクライナ語話者でもわざわざ気を使って「キイフ(キエフとは発音しないっす)」と言ってくれる有様である。ほんとに泣けてくるレベルでどうしようもない。目も当てられない失敗というかバカ丸出しというのは正にこのことである。今からでもいいのでやめるべきだが、ジャップが一番苦手とするのは、こういう一度決めたことを取り下げて改めることである。無能ほどプライドが高いのだ。

*キイフのウクライナ語での正確な発音については、以下の記事でとりあげております。また、BBCでは「キーヴ」という英語読みを使っているので、今後はこちらが標準となると思われます

  • そんな日本のダメさは、ロシア&ウクライナ専門家とか、日本のマスメディア(笑)だけではなく、一般社会というか一般市民に対しても、日本から物理的に距離を置いて生活していたからか、ウクライナの方々と比較して劣化が強く感じられた。こっちでは自分の命を犠牲にして戦っている人たちが大勢いるのに、母国では90歳のおばあちゃんが強盗に殴り殺されていたりするというニュースを遠くウクライナで知るのである。例のスシローの件だって、昔からそんなことするやつはいっぱいいて今にはじまったことじゃないと思ったりするが、そこがポイントなんかではなくて、みんな冷静に考えてスシローが高くてまずいという本質に気付いてないし(普通に近所の町寿司に行けば1,000円しないで豪勢なランチ食えます)、EXITのクズだってお笑い芸人として1ナノミリたりとも面白くないという本質について議論しなくてはいけないのである(他にいくらでも代わりはいるだろうし、あえて使う理由なんてゼロところかマイナス1那由多くらいじゃないすかね、だからこそ変に過剰に守られている現状がおかしいということにまずは気づけよな、とりあえずは頼むからせめて本質的な芯食った議論をスタートしてみろや)。まあそれにしても最近の日本ってどいつもこいつもキチガイばかりじゃないすかね???元々でしたっけ???さすがにここまで社会が壊れちゃうと、もう復旧は無理って感じがするわな・・・。


という感じで、なんというかゴミメディアが大好きな「今のお気持ちは?」という質問を自分が今されたと仮定するなら、そういう日本の救いようのない幼稚さというか子供じみたクソさと、戦時中なのに勇敢に戦う姿勢を崩さないウクライナ人との真逆のコントラストに目がくらむ思いなのである。そのくらい、ウクライナに実際に行ってみてなおさら改めて実感を深めたのは、ゆるぎないウクライナ人の戦う姿勢の強烈さであったのである。彼らは何年かかろうと勝つまでやりきるつもりであり、それはお上から強制的に従うように促されているからというわけでは全くないのである。彼らはウクライナのためだけではなく、全ての民主主義のためにもと自覚して(これにはかなり驚かされました)戦ってくれているのである。


自分はそんなジャップランドに対する絶望的な思いや、国としての将来に対する悲観的な見方もあって、今後もできればジャップが失った何かを持っているウクライナに可能な限り関わっていきたいと思っている。それはウクライナの方たちのため、復興に強力したいため、という気持ちもあるのだが、それと同時に、それが自分の正気を保つ、数少ない手段の一つのような気がするのである。


はてさて、戦争の終わりはますます見えなく混沌とするばかりなのであるが(というかもはやロシアの目的って存在しないですよね・・・、止めるタイミングを外してしまったので、後は次々と投入される西側の兵器にバシバシにぶっ殺されるまくるだけ・・・)、そのうちきっとくるであろう終戦後のウクライナの輝かしい未来のために、ミジンコ以下の自分に何ができるのかを、今がその準備期間だとしてしばし夢想してみようと思っているのである。


*2023年02月16日追記:

某専門家(ちなみに、無能揃いのジャップ専門家の中でこの人が群を抜いて無能です、なぜ使われているのか理解不能なレベルで何の役にも立ってないです)がツイッターで現地の日本人の方にケチをつけていて非常に驚かされました。四六時中空襲警報が鳴り、一日の半分で停電している状況下にある方に対する思いやりや、その状況下ではどういう精神状態に陥ってしまうのかという想像力さえないのでしょう。この人たちがやらなければならないのは、ロシアのプロパガンダを垂れ流しまくる腐れジャップメディアに一人で(正確にはグレンコさんと二人で)立ち向かっている在日ウクライナ人に向かって「あなたは遠い日本にいて旅行を楽しみながら、ウクライナ闘えとのたまっている、全然説得力がない(そしてウクライナはとっとと降伏しろと繰り返し主張)」と史上最大級の侮辱をかましたオッサンを専門家の立場から正しく批判し引きずり下ろすことや、


*それにしても何度読み返しても歴史的なひどさのツイート群ですね・・・、こいつは東京都知事候補どころか首相候補だったこともあるわけで・・・

そもそもレッドチームのメディアを根城にしてシノギをかけることをやめることではないでしょうか。研究者である前に、人として正しくあるべきです。

この絶望的な無能さには本当にクラクラさせられます・・・。自分みたいなミジンコ以下の生き物だって現地に飛んで、自分の目で現状を見て話しているわけで・・・。レッドチームのテレビ番組で正義の味方を演じることに罪悪感を感じないのだろうか・・・。

ちなみに、レッドチームのニュース番組の一つは、先日、ロシアの極右の「ロシアに敗北はない、あるのはロシアの勝利か人類の滅亡だ」というインタビューを流していました。もう、呆れも笑いも出ないレベルです。日本のテレビってすごいですね・・・。

*2023年02月21日追記:

バイデンがキエフまで行きましたね。あの歳(80歳!)で10時間の鉄道での移動とは・・・。さすがにアメリカなら他の行き方だってあったような・・・。ルートは本稿で書いたプシェミシル発着ルートのようです。また、訪問はロシア側に事前に通告したとのこと(まあ、そりゃそうだわな)。

戦争がはじまったのが昨年の2月24日です。1周年を前に行われた今回の訪問は儀式的な意味合いがかなり強いと思われます(というかそれ以外にないような、リモートでできないことは基本ないわけで)。この後は今回の訪問を受ける形で(ここらへんがお互い胡散臭いというか・・・)ロシア軍の総攻撃がはじまるのでしょうか?

ロシア側はうまく停戦となるきっかけや成果(戦果)が欲しいわけですが、アメリカがうまくそれを与えないように戦況をグダらせつつウクライナ軍を使って戦わせているというのが現状です。近々だと、ドネツク近郊のVuhledar(ブフレダール)という街で、ロシア軍の精鋭部隊5,000人が全滅したという報道が出ています(それにしても、なんでこのことくらいジャップメディアや無能専門家共は言及できないんですかね???)。

ウクライナ側の犠牲も少なくない今のアメリカのやり方は全く好きではありませんが、ジャップのメディア(笑)や専門家(笑笑)のトーンと違い、ロシア軍の戦力は少しずつではありますが確実に削られ続けています。1周年の前後でロシア側が戦況を盛り返せないようであれば、春以降はさらなる兵器(特に戦車、ATACMSはまだらしい)が西側からウクライナに供与され、ロシア軍兵士は格好の的となるわけです。

つまり、ウクライナとしてはこの2月、3月を乗り切ればいいわけで、短期的にはここから1ヶ月くらいが一つの大きな正念場となるのではないでしょうか。ただし、アメリカにしてもEUにしても兵器の供給ペースはこれからは緩んでいくという見方が強いので、現状のグダグダ(ウクライナ軍は基本、防衛専門で耐え忍ぶだけ)が続いていく(でもまあロシア軍の戦力はちょっとずつ削られていく)かもしれません。

*2023年02月22日追記:

クソメディアはこぞってプーチン演説を完全解説ですか・・・。もはや中身を解析することにはほとんど意味がない(だって、例えば彼らが言うところのナチだのファシストだのが仮にいたとしても、それらが存在していたと主張していた街はとっくに廃墟になっているのですから既に目的は達成したのでは)ことさえ理解できていないのでしょう。とはいえ、アホ番組でアホ専門家がなんの中身もない解説を行う(今回のプーチンの演説では「ロシアは多くの人間の懸念とは正反対にしっかりと経済成長しているのだ!」という笑えるポイントがあるのですが、それにさえツッコミを入れられてませんでした)というのも立派なプロパガンダの一つではあります。ジャップランドの状況は相変わらず厳しいです。たった一人でもいいので気概のある専門家が出てきて、まともな情報を共有してくれるといいのですが。

*2023年03月22日追記:

岸田総理もあまり意味がなくただのポーズのためだけですがキエフまで行きました。この人も自分と同じくプシェミシルルートでしたね。ジェシュフまで飛行機で来たようです。なぜみんな鉄道を使うのかは相変わらず大きなナゾなのですが、ウクライナ人によると「単にウクライナ上空が飛行禁止になっているから」だそうで、もっともそうにも聞こえますが、90歳のバイデンまでがこの10時間かかるルートを忠実に取る意味がそこまであるのかというと、そんなことがあるわけがなく、相変わらずナゾのままです。