というのは言いすぎなような気もするのだが、沈黙は同意と同じなのである。今回つばさの党は沈黙するどころか積極的に動きまくり、選挙妨害のために立候補者を立てて、同じ場所で演説するという体で相手の痛いところをつき、各候補者をディスりまくっているのである。日本保守党みたいなエセ詐欺師共に与(くみ)するようなやつらよりは全然マシだと思うのである。
とはいえ、彼らの素性は山口敬之さんが先日ご自身のネット冠番組で「れいわの分派的な存在」だと解説をしていた。だから、れいわにだけは凸しないのはそのせいなのだ、と。自分はそれに加えて、党首の黒川さんが「選挙をカジュアルにハックする」という手法を、N国党と一緒に選挙戦を戦った際に立花さんから学んだのだと思っている。今のつばさの党のノリは、れいわの様な極左的なノリというよりは、もうちょっとカラッとしたエンターテイメント性の高いN国党のノリ(ガーシー出しちゃえ!みたいな)に非常に似ているのである(だからこそ生理的な気持ち悪さが少なくて鑑賞に耐えうるのである)。
筆者は彼らがこの選挙期間中に垂れ流しているライブをずっと見ているため、おかげで他の候補者の顔まで覚えてしまって、今までのどの選挙よりも候補者について詳しく知ることができたりと、彼らの活動がムダどころかむしろ有意義になってしまったりしている。また、ネットの使い方も他の党と比較にならないくらい上手く、感心してしまったりしている。たしかに、他党の演説を妨害しているが、他党の候補だって全員ゴミクズのミジンコ以下レベルであるからして、そいつらの眠たい演説などなんの意味もなさないのである(そもそも主張があるなら簡潔にわかりやすくまとめてユーチューブにあげるとかしろよな、無能どもが)。
これを「民主主義の危機だ!」とかいってるアホがネットに数多くみられるが、そんなことはなく、そういう判断をすること自体が相当のアンポンタンである。こういった落選活動というのはかなり昔から行われており、近年だと2021年の総選挙でヤメ検の郷原さんが、神奈川13区で立候補した甘利さんに対し落選活動を行い、見事に落選させている。
また、選挙妨害で有名なところでは例の札幌での安倍さんの演説中にヤジを飛ばした人が警察に排除された件について、その後、札幌地裁がこれを「表現の自由の侵害」として北海道に賠償を命じていたりしている。
さらにクソレガシーメディアはその件について映画を作って公開している。
だからこの行為については、違法性がないどころか、国が完全に「アリ」と認定しているのだ。
*まあでも選挙が終わったら今回に限ってはこいつら適当な理由つけられてパクられるだろうけど笑
今回つばさの党はさらにアイデアを追加し、自らが候補者となることでその落選運動の自由度を大幅に拡大させており、急に正義ヅラをして彼らを極悪人のように報道する向きもあるが、これはパヨク得意のダブルスタンダードで、今まで自分がやってきたことを、自分がやられる立場になったら急に発狂して大騒ぎしはじめるといういつものやつをいつものように繰り出しているだけでしかない。
まあとにかく、冷静に今回の選挙を見渡してみると、今回出ている全ての政党もその候補者もゴミカスクズミジンコ以下しかいないわけで、そんなクズの演説に内容があるわけでもなく、ただの騒音でしかないので、あってもなくても一緒なのである。別にこんなカス共の誰かが当選したところで何かが変わるわけでもなく、単に地球は周り続けるだけなのである。
筆者はとりあえず、政党名を
立憲 → 全日本なんでも反対ガチ勢
維新 → 全国ハゲ山ソーラーパネラーズ
日本保守党 → 日本エセ保守老人向けダマシ党
とかに変えてちょっとはクソはクソなりに誠実さや良心があったりすることを表明した方が日本人らしくていいのでは?と思っている。
また、都民ファは党首が大ウソつきの学歴詐称無能野郎で、立候補者は不倫大好きのクズで、しかもこれが選挙前は大本命だったわけで、小池は間違いなく「適当に障害者でも出しとけばあいつらバカだからかわいそうに思って入れるだろw」という軽い気持ちで立候補者を決めているだろうから(というか当初の予定ではこれで楽勝だったわけで、これって障害を持っている方に対する最大の侮辱ですよね)、本当に都民というのはなめられたものである。
今回はそこにつばさの党が今までにはない風を吹き込んでいるのである。使っている手法は極めて新しく、エンターテイメント性も高い。この妨害活動が定常化し街頭での演説が完全に機能しなくなり、演説も投票も完全にネットだけで行われるようになればそれこそが革命である。今回つばさの党は古びた日本の選挙のシステムをハックすることで、そのダメダメさを浮かび上がらせているのである。
もう一点、つばさの党はその手法に加えて、各個人の能力の高さもなかなかなのである。党首の黒川あつひこはなんだかんだで経験を積んで、選挙プランナーとして今回の一番の目的である「売名」を最高の形で達成しているし、立候補者の根本りょうすけは非常に弁が立つ。演説が最高にうまいのである。言っていることは明確かく簡潔で、少なくとも何が言いたいのかをストレートに伝えることができる能力が高い。
例えば、彼らが都民ファの乙武に対して言っている内容は、なんと飯山あかりがネットでネチネチネチネチと言っていることと全く同じなのである。「五人と不倫がー」「献身的な奥さんを裏切ってー」とかそういう内容なのだが、その内容のきかせかたは根本りょうすけの方が格段に上手い。飯山あかりの方は、基本ネチネチと何の抑揚もなくおはさんが悪意を持って吐き出すだけなので(だとしたら基本的には政治家の体を成してないですよね)、聞いていて嫌な気分にさせられて終わりなのである。
それとつばさの党の演説を比べてみてほしい。
17:56くらいからはじまる根本りょうすけの語り
1:48:50くらいからはじまる黒川あつひこの語り
どちらもかなり聴き応えがある。とくに黒川の「お前ら(老人)が自分の人生を真剣に生きないから、若い人たちの人生は真っ暗になろうとしている」という部分はまさにその通りである。戦後、大人は社会に対する責任を取ったことなど一度もなくただ享楽的に幼稚な人生を送ってきたのである。
ということで、筆者が今回つばさの党がやっていることに感じたことは、多くの三流四流ネット民が言ってることとは違い、日本の腐れきった民主主義のシステムを清く正しく美しくハックしたなーということなのである。これは、自分たちがやっている、何か大切なものを守るためにわざわざXiaomiのスマホをBLUしてカスタムROM焼いて使う感覚に非常に似ているのである。
日本の選挙というのは、早い話が「どのゴミクズを一番として選択するか」というクソなイベントでしかないのだ。だから、つばさの党が今回やっていることにそんなに罪はないのである。ここまで我が国の民主主義が落ちぶれてしまったのは、黒川あつひこが訴えているように各々の人民が「自分の人生を真剣に生きてこなかったから」なのである。