OnePlus 6のタブレット版が欲しくて泣きそうな毎日を送っている。
今、自分が使っているのはSonyが2014年に発売した神機Xperia Z3 Tablet Compact(https://en.wikipedia.org/wiki/Sony_Xperia_Z3_Tablet_Compact)だ。これのLTEモデルを長年愛用している*1。
スペック的には劣っている今でも特に不満が出るほどの遅さ等の問題点がないので、そろそろ買い替えてもいいかなーと思いつつ、使い続けているユーザーは多いだろう。軽さや必要十分な防水機能などの発売当初から評価された特徴は今でもそれなりに通用している。今から5年ほど前に発売された機種がまだ現役で使用可能というのは驚くべきことだが、もっと驚いてしまうのは、代替となるタブレットにロクなものがないことである。(1)8インチで(2)防水で(3)SIMカードがさせて(4)許せるデザイン*2という機種はなかなか存在しない(ちなみに、ファーウェイは情報端末という観点から見て、最初から選択外としている)。
最新のアプリを使う時なんとなく感じるもっさり感も買い替えたくなってしまう理由の1つだが、個人的にはなによりも内蔵ストレージの小ささ(自分のモデルは16GB)に不満があった。今までKindleで買い集めてきた書籍が全て入らないのだ。コレクションには半額の時に全巻買いした手塚治虫の作品が多く、こいつらが異様に容量を食う*3。
adbコマンドでSDカードを内蔵ストレージとしてOSをだまして使う技があったりするのだが*4、自分の端末では本来の内蔵ストレージとSDカードの読み込み速度の違いからか、不満だったもっさり感がさらに増してしまい、なんか違う感をぬぐえなかった。特に肝心のKindleで本の読み込みやページ送りにもたつくのが、許せるレベルのもたつきではなかった。
そんな経緯もあり、OnePlus 6で何かを積極的に変えてみることのよさも知り、買い替え対象のモデルを探していた。前述した条件、(1)8インチかそのくらいのサイズで(2)防水で(3)SIMカードがさせて(4)許せるデザインを満たすのは、AppleのiPadかXiaomiのMi Pad 4か、もしくは鬼安の値段で売られているKindle Fire HD 8か、だいたいこのへんのモデルになると思う。
比較表を作るとこんな感じである。
スペック比較表
Sony Z3 Tablet Compact | Xiaomi Mi Pad 4 | iPad Mini 4 | Kindle Fire HD 8(第8世代) | |
---|---|---|---|---|
発売日 | 2014年11月7日 | 2018年5月21日 | 2015年9月9日 | 2018年10月4日 |
CPU | Snapdragon 801 | Snapdragon 660 | Apple A8 | MediaTek MT8163V |
メモリ | 3GB | 4GB | 2GB | 1.5GB |
内蔵ストレージ | 16/32GB | 64GB | 16/32/64/128GB | 16/32GB |
ディスプレイ | 8インチ 16:9 | 8インチ 16:9 | 7.9インチ 19:9 | 8インチ 16:9 |
解像度 | 1920×1200 | 1920×1200 | 2048×1536 | 1280X800 |
ppi | 288 | 402 | 326 | 189 |
メインカメラ画素数 | 810万画素 | 1,300万画素 | 1,200万画素 | 2,000万画素 |
F値 | F2.2 | F1.7 | F2.2 | 不明 |
バッテリー容量 | 4,500mAh | 6,000mAh | 5,124mAh | 4,750mAh |
サイズ | 123.6x213.4x6.4 | 120.3x200.2x7.9 | 134.8x203.2x6.1 | 128x214x9.7 |
重量 | 270g | 342.5g | 304g | 363g |
Antutu | 150844 | 295435 | 355596 | 約40000 |
LTEモデルの有無 | あり | あり | あり | なし |
参考価格 | $519.00*5(約58,000円) | 約42,000円 | 63,800円 | 8,980円 |
こうして改めて見ると、Z3 Tablet Compactの優秀さがよくわかる。特に軽さは今でも抜群だ。Mi Pad 4は値段とスペックのバランスがよいが、画面の解像度がiPad Mini 4に比べるといまいちで*6、International版のROMをメーカーが提供していないという致命的な欠点がある*7。iPad Mini 4はスペック的には問題なく買ってもいいかなとは思うのだが、発売が2015年と古くいまさら感があり、LTEモデルの値段もその古さの割にはかなりの割高感がある*8。iPad Miniは5が今年中に出るらしいのでその出来を見てみたいというのもある*9。
OnePlus 6があまりに気に入っているので、Mi Pad 4もポチる寸前までいった。ただ、前述したストレージの問題があって、どうも気持ちよくポチれないでいた。128GB版があれば買っていただろう。
また、Kindle Fire HD 8をとりあえず買うというのも選択肢としては全然悪くないと思う。KindleはAndroidを意味なくムダにカスタマイズした独自のOSで動いており、Google Playなんかを入れるのにも一苦労が必要で、早い話Kindle専用機のような存在だ。なにより異常に安い。「1万円以下でKindle専用機&おまけでネットサーフィンとかYoutubeくらいなら見れる」みたいな位置づけのタブレットをiPad Mini 5が出るまで使い続けるというのも、なかなか損のないやりくりだと思っていた。また、Kindleシリーズのタブレットは本をSDカードにストアできるという独自の機能があって、これなら最大の懸念事項であった容量不足問題を心配する必要はなくなる。
そんなところ、ある日Z3 Tablet CompactのKindleアプリの設定をみてぶっ飛んだ。上記のSDカードに保存する設定がAndroidアプリでも使えるようになっていたのだ。調べたところ、去年の12月のアップデートから実装されているようだ。
「なんだ、これがあれば買い換える必要ないじゃん・・・」
何回目かわからないが、またしてもこういう結論に至った。Z3 Tablet Compactの数十回目の延命である。SDカードの遅さのせいでもっさりする件も、Amazon.comの方をチェックしたらSanDiskのmicroSDXCカードの速度の速いモデルが256GBで55ドルだったので注文してみた*10。これで解消してくれれば完璧だ。
自分がタブレットを使う用途は95%くらいが読書で、残りの5%が旅行に行く時の機内での動画観賞用である*11。ネットサーフィンなんかは全くやらない*12。だから、結局Z3 Tablet Compactをしばらく使うことになるんだろうか。OnePlusがいかしたタブレットを出してくれたら、喜んで人柱になるのだが*13。
*1:おそらく20カ国以上に一緒に行ってる
*2:なんだかんだでデザインがダサいと1年くらいで買い替えたくなる
*3:マジでいい加減にしてほしい、作品は最高だから許してあげるけど
*4:確か、Android6.0から実装されたような記憶が
*5:自分が買った値段
*7:ということはみなさんが入れてるのは野良ROM???
*8:定価販売っていいよねー
*9:定価販売なので発売日に買おうと数年後に買おうと同じ値段なので、発売日に買うのが一番お得だと思う
*10:実はAmazon.comの日本への送料はかなり安くなっている、今回は5ドル
*11:そろそろNetflixあたりに加入しようかなとは思っているが